2023年度
教員名
専門領域・卒論指導可能分野
専門領域:ミャンマー地域研究、文化人類学 卒論指導可能分野:ミャンマーを中心とした東南アジア地域研究(ミャンマー以外の地域でも指導可能です)
演習題目
ゼミ紹介
【ゼミの目標】 このゼミでは、①文化人類学の基本文献の講読を通して、文化人類学の基本概念を理解し、自分たちを取り巻く文化や社会について分析する力を身につけること、②問いの立て方、文献・資料の探し方、論文の書き方を身につけること、③卒業論文のテーマを設定し、執筆することを目標としています。 担当講師は、主にミャンマーの山間部に居住する少数民族の茶生産や、社会福祉を行う少数民族組織に関心をもって研究活動を行ってきました。今年度は、「東南アジア文化人類学」(水曜日・2限、春学期)「ビルマ文化論」(水曜日・2限、秋学期)という二つの科目で、主に民族、経済(贈与や互酬性、借り、負債)などのトピックについて授業を行っています。したがって、このようなトピックに興味がある学生であれば、地域を問わず受講可能です。 【ゼミの進め方】 3年次は、文化人類学の基本文献の講読と議論を通して、文化人類学的思考方法を学びます。春学期と秋学期に各1回、卒論に向けたレポートを提出して、テーマの選択、問いの立て方、文献の探し方、論文執筆上の注意を確認します。4年次には、卒業論文の草稿を執筆しゼミで発表します。他の受講生や教員との議論を通して、卒論の内容を精緻化していきます。 【メッセージ】 文化人類学を学ぶことの醍醐味は、異文化への理解を深め、自文化の「あたりまえ」を相対化する視点を得ること、そして文化や社会が構築されたものだと理解し、それらを(たとえ、ほんのわずかだとしても)より良く変えていくことができると知ることにあると思います。ぜひこのゼミを通して、異文化との出会いを楽しみ、自分自身の「あたりまえ」から自由になって、世界の見方ががらりと変わるような経験を受講生のみなさんと共有できたら嬉しいです。
卒論・卒業研究について
受講生の関心に沿って選んだ卒論テーマを尊重します。 今年度が初めての開講となりますので、これまでに提出された論文はまだありません。
受講上の注意など
ゼミでは、毎回課題文献について議論を行います。議論に参加するために事前学習が必要です。事前に指定された論文を読み、要点、疑問点等を明確にしておきましょう。また、卒論のテーマについて各自発表する機会を設けますので、他の受講生のテーマについても関心をもって積極的に議論に参加する姿勢が求められます。
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