2024年度
教員名
専門領域・卒論指導可能分野
担当教員の専門領域:応用経済学、特にゲーム理論と実験に基づく政治経済分析。 卒論指導可能分野:経済または政治を対象とし、かつ経済学的手法(ゲーム理論に限定しない)に基づく研究。
演習題目
ゼミ紹介
ゲーム理論について深く学ぶことを主な目的とします。 複数のプレイヤー(人、組織、国など)が戦略を選び、選ばれた戦略の組み合わせに応じて各プレイヤーの利得が決まる状況をゲームといいます。市場での企業間の競争、選挙での政党間の競争、有権者の投票、国家間の交渉など、いろいろな状況をゲームとして理解することができます。ゲーム理論はプレイヤーたちがいかなる戦略を選択するか、それらの選択は社会的に望ましい結果をもたらすか、といった問題を数学的方法で解明しようとする学問です。 ゼミでの学習を通じて、厳密かつ論理的な思考によって社会現象を理解する力を身につけてもらえたらと思います。 ゼミでは専門書の輪読、ディスカッション、卒論研究に向けた報告を行います。輪読する文献は受講生と相談して決めますが、今年度は基本的には3年次の春学期に少し易しめの入門書(例:梶井・松井『ミクロ経済学 戦略的アプローチ』)、3年次の秋学期に少し進んだ入門書を読むことを考えています。3年次の秋には各自の卒論テーマを大まかに決め、4年次のゼミで研究報告を行います。 3年次はゼミと並行して開講される「経済学1, 2(ゲーム理論I, II)」の受講を必須とします。また、問題演習等を行う自主ゼミを実施する予定です。 ゲーム理論は数学や経済学の他の分野と同様、基礎概念から徐々に積み上げられる形で構成されているので、つまみ食い的な理解は難しく、基礎から順に理解していくことが必要です。そのためゼミでの学習は、広い範囲を包括的に扱うことよりも、狭い範囲でも参加者が確実に理解することを優先し、急がず地道に進められたらと考えています。
卒論・卒業研究について
卒論の研究対象は経済または政治の範囲内で各自の関心に沿って設定して構いませんが、研究方法として何らかの経済学的手法(ゲーム理論に限らない)を用いることを必須とします。
受講上の注意など
3年ゼミの受講と並行して、担当教員による「経済学1, 2(ゲーム理論I, II)」(木2)を受講することを必須とします。また、ゼミの内容は経済学と密接に関連するため、「ミクロ経済学入門」と「マクロ経済学入門」を(事前に、または3年ゼミと並行して)受講することを強く推奨します。
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