2024年度
教員名
専門領域・卒論指導可能分野
アフリカ地域研究(農村社会学) 【キーワード】農村と都市、伝統的生業(農業・牧畜など)と現金収入、マイクロファイナンス、トンチン、定期市 【主なフィールド】チャド、カメルーン、タンザニア(仏語圏アフリカと東アフリカの比較研究)
演習題目
ゼミ紹介
アフリカの人々の生活に視点を置き、そこからさまざまな問題を考えるゼミです。アフリカは地域的な広がりもさることながら、抱える問題も多様です。アフリカを単なる研究対象としてとらえるのではなく、アフリカの立場を理解するとともに、自分自身の社会における立ち位置を意識し、未来を一緒に考えていく情熱のある人を歓迎します。自らどんどん好奇心を持って探究できる人には自由で開かれたゼミだと思います。 3年次の春学期は、アフリカ研究を行う上で基礎を固めるため、基本的な専門書(おもに歴史、政治・経済・開発など)を精読しながら、各自の興味のあるテーマを徐々に明確にしていきます。秋学期は、さらに各自の関心領域に即した文献をいっしょに講読し、ディスカッションでテーマを深め、随時発表を行います。論理的で分かりやすい文章を書く基礎を学び、卒論に備えます。各学期末にレポート提出があります。 【過去に取り上げた文献】 『現代アフリカと開発経済学』峯陽一著、日本評論社、1999年。 『アフリカのインフォーマルセクター再考』池野旬、武内進一編、アジア経済研究所、1998年。 『アフリカ農民の経済-組織原理の地域比較-』杉村和彦著、世界思想社、2003年。 『第三世界の農村開発-貧困の解決-私たちにできること』R.チェンバース著、明石書店、1995年。 『日常人類学宣言!生活世界の深層へ/から』松田素二著、世界思想社、2009年。
卒論・卒業研究について
私の関心領域は、アフリカ農村部における生活の変化と開発の在り方ですが、アフリカにかかわるテーマであれば、柔軟に対応します。最初からテーマを狭く絞りすぎず、まずは興味のあるところからどんどん学びを広げてください。興味に従って調べた文献リストを作り、早いうちからメモを取りながら戦略的に読書することを勧めます。現実に起こっている事象をミクロのレベルで観察し、そこから何が見えるか?その考察はきっと自分自身の足元につながっていきます。
受講上の注意など
私の専門科目『アフリカ農村社会学(春学期)』と『アフリカと開発(秋学期)』、その他のアフリカ関連の授業を複数履修し、アフリカにおける様々な地域や問題群について理解しておくことが望ましい。 ・『新書アフリカ史』(宮本・松田編、講談社現代新書)は読了しておくこと。
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