2023年度
教員名
専門領域・卒論指導可能分野
ラオス語・ラオスやタイ(Thai)で話されているタイ(Tai)諸語の研究
演習題目
ゼミ紹介
ラオス語をはじめ、タイ(Thai)語やタイ(Tai)諸語に属する言語について研究を行っています。 実はラオス語はまだ文献も資料も少なく、解明されていない部分がたくさんある言語の一つです。そこで本ゼミでは、少しでも学術的貢献度があるように、基本的資料の収集と研究成果の公開を目指して各自、言語に関する研究に取り組んでいます。近年は「名前」や「調理用語」など、文化に関わるテーマを扱う学生も多く、皆でいろいろなテーマについて楽しく一緒に議論しています。 まず、3年生前半は一つのテーマを決め、そのことについて実際に言語調査を行います。データの収集、整理、検討や関連文献の講読など、実践を通して言語学的方法論を学ぶことにしています。3年生後半は卒論や卒研のテーマを決める方向で、文献を講読し、読む力や表現力を錬成します。講義でとりあげる文献は学生のみなさんと相談して決めています。そして4年生では、卒論・卒研の進捗状況を報告し、意見交換をして卒論・卒研の完成を目指します。また、東南アジア大陸部の言語の3ゼミが合同で、論文検索実習や語彙対照実習、年度末には院生も一緒に修論・卒論・卒研発表会を行っています。
卒論・卒業研究について
卒論・卒研のテーマはラオスやタイなどに分布する言語に関することです。もちろんテーマは自分で決めてもらいます。私自身、全ての言語について知識があるわけではなく、資料も持っているとは限らないので、皆さんと共に考え、議論をしていきたいと思っています。ここ数年の卒論・卒研題目を参考までにいくつか挙げておきます。 1)卒業論文 「現代ラオ語の/dây/について」 「ラオ語における言語変容の状況~Web検索を用いて~」 「タイ語の軽声音節」 「東北タイ方言の方言意識に関する研究」など 2)卒業研究 「ラオスことわざ解説辞典」 「和食レシピのラオ語訳」など
受講上の注意など
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