2023年度
教員名
専門領域・卒論指導可能分野
専門領域:ベトナム地域研究(政治、歴史、文化)、ベトナム史 卒論指導可能分野:ベトナムを中心とした東南アジア地域研究・ベトナム史(仏領インドシナ期以降)
演習題目
ゼミ紹介
【ゼミのテーマ】 このゼミは、ベトナムを中心とした東南アジア(歴史、文化、政治、社会)に関心をもつ方に加え、日本をはじめとする諸外国とベトナムのかかわりや、在外ベトナム人(移民・難民など)に関するテーマを追求したい方も歓迎します。 演習では、大きく2つのことをめざします。第一に、購読と調査によってさまざまな視角(政治、歴史、文化、社会、経済…)から東南アジアの地域社会の論理を学び、それに基づいて当該地域を複合的に理解すること。そして、各自が興味深いと感じた点、面白そうだと感じた点を言語化し、調査や議論を通じて学問の中に位置づけていくことです。 担当講師はこれまで文献資料調査と聞き取りなどのフィールド調査を組み合わせながら研究を進めてきました。2023年度には専門科目として以下の授業を開講しています。 ・東南アジア地域研究1「医療から見るベトナム近現代史」 ・東南アジア地域研究3「東南アジア研究特論:近現代ベトナムの性と政治」 したがって、東南アジア以外の地域におけるこれらのトピックに関心のある学生が、比較のためにサブゼミとして登録することも可能です(要相談)。 【ゼミの進め方】 3年次(演習)の前半は、東南アジア研究・ベトナム地域研究に関する先行研究や各自の関心に合った文献の購読(担当者による報告と討論)を進めます。さまざまなディシプリン(学問分野)の研究に触れながら、研究を進める方法を身に着けていくことをめざします。 後半からは自分の研究に関連する資料の収集と読解、さらに(状況が許す範囲で)フィールド調査に取り組んでもらい、報告・討論をおこないます。
卒論・卒業研究について
各自が興味をもち追求したい事柄から視野を広げつつ絞り込んでいき、論文の問いを見つけ出します。そのための資料の収集の方法、先行研究の調査方法や読み方、論文の書き方について適宜案内していきます。 これまで提出された卒論タイトルは以下の通りです。 ・「ベトナムにおける食の安全と観光業」 ・「ベトナムの環境政策と環境ガバナンス:その萌芽と課題」 ・「ベトナム自動車産業の現状と展望―ベトナムはモータリゼーションを迎えるのか―」 ・「在日ベトナム人の労働環境と日本の産業」 ・「20世紀の社会変動とベトナムの家族」 ・「ハノイに住むベトナム人の生活における儒教的影響―祖先祭祀と家族関係から―」
受講上の注意など
・サブゼミとしての履修も可能です。 ・この演習の集大成となる卒業論文執筆は一人でおこなう作業ですが、周りの人との対話が大切な力となります。演習と卒論ゼミでは能動的に参加する姿勢が求められます。
ページの先頭へ