2023年度
教員名
専門領域・卒論指導可能分野
マクロ経済学,国際経済論,国際金融論,開発経済論,資源国経済。 教員自身は途上国のマクロ経済問題を課題にし,計量経済分析を用いた研究をしています。社会科学的分析手法を用いた経済学分野の卒業論文を指導します。
演習題目
ゼミ紹介
世界の国々は,貿易,金融,人の移動,援助や政治など様々な事柄を通じて密接につながっています。このゼミでは特に,資金と財・サービスの国際的な動きやその仕組みがどのように各国に影響を与えているか,国際金融市場が各国にどのような影響を与えているかを学んでいきます。 演習は専門科目の「国際経済学A・B」(前・後期とも火曜5限)の授業と並行で行います。演習では事前に配布するReading Listに基づいて各自文献を読み議論を行うことで,授業で扱った内容の理解を深めます。したがって,授業と演習への3年次の出席がセットになります。 なお,マクロ経済学,国際金融論,開発経済論の領域を扱いますので,1,2年生で経済学関連(ミクロ経済学,マクロ経済学,開発経済学,統計学など)の授業をできる限り履修すること,2年生で教員の担当する「国際経済概論A」(後期火曜4限)を履修することが強く望まれます。 また,経済統計を多く扱い,卒業研究ではデータ分析を柱とした指導を行うことから,「データサイエンス(たふDS)」関連授業(特に教員が代表となっているリレー講義など)を履修することが強く望まれます。
卒論・卒業研究について
経済や貧困の問題,国際経済,経済開発,国際金融などに関連することであれば,各自の問題意識を尊重します。ただし,しっかりとした文献・資料の読解・分析に基づいた論文を書く努力をすること,ゼミ内での議論を通じて受けた批判・指摘も謙虚に受け止め,考慮し推敲することが前提です。 なお,このゼミではほとんどの学生が4年次に実証分析を行っています。実証分析を行いたい学生は前期に開かれるゼミ内の勉強会(およびデータサイエンス関連授業)で統計学や推計の基礎を学ぶ必要があります。 11月中旬に卒論中間報告会,また1月下旬~2月上旬には卒論最終報告会を実施します。ゼミに所属する学生は学年に拘らず参加が必須です。 過去の卒業生の卒業論文は研究室にて閲覧できます。 (入ゼミ前に閲覧を希望する方は,メールでオフィスアワーを問い合わせてください。)
受講上の注意など
自身の報告担当の有無に拘らず,演習(ゼミ)には毎回文献を読み準備をして参加することが前提となります。文献は日本語および英語です。 予習や報告準備に時間を割くことが難しい方や,ゼミの仲間との知識の共有に意味を見出さない方には当ゼミはお勧めしません。 4年生の卒論演習や卒業研究でも,データ分析を通じた因果関係についての考察など,新たな知識や技術を身につけながら,自ら目的を持ち,課題解決に向けて努力することが望まれます。ゼミの仲間と一緒に学びながら卒業研究を最後まで遂行する姿勢が必要です。
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