2024年度
教員名
専門領域・卒論指導可能分野
【ロシア史;メディア研究】何かがメディアを介して権威ある「文化」になるプロセスに関心があり、ロシアを事例に研究しています。これまで、帝政期ロシアの雑誌、ソ連期から現在までのテレビ、日ソ文化外交による社会主義美術の日本への導入といったトピックに取り組みました。
演習題目
ゼミ紹介
ロシアの歴史について、文献講読と研究発表によって理解を深めます。古典的な文献に加え、近年の刺激的な研究書にも取り組むことで、社会主義体制の消滅後、この地域に対する問題意識が大きく変化し、ウクライナ侵攻に至る現在の情勢があることを知ってください。3 年次の目標は、研究文献や同時代史料の読み方を学び、年度末までに各自の研究テーマを決めて、卒業論文のための準備をすることです。
卒論・卒業研究について
担当教員の専門分野は文化史、社会史に属しますが、国制史、政治史、経済史、教育制度、宗派・信仰の問題など、ロシア史の多様な課題に関心を持つ人が集まることを期待しています。また近年は、現代ロシアのメディアの分析に取り組む複数の学生がいます。過去の卒論は、18-20世紀ロシアの食の伝統、19世紀ロシアのバレエ史、ロシア革命とペトログラード・ソヴィエト、ソ連初期のジェンダー問題、1920-30年代の亡命ロシア人雑誌、ペレストロイカから現代までのロシアの諷刺メディア、現代ロシアの右翼と移民などの分析に取り組んだものが提出されました。
受講上の注意など
・英語、ロシア語、日本語の研究文献を講読します。 ・ただし、ロシア語未修者がいる場合は、英語文献を多く取り上げること等によって配慮します。
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