2023年度
教員名
専門領域・卒論指導可能分野
第二言語習得研究、言語教育学
演習題目
ゼミ紹介
「言語教育学概論(第二言語習得研究概説)」では、言語習得理論の変遷、学習者言語分析法、第二言語習得の社会的・心理的・言語学的・談話的側面、個人差・指導方法と第二言語習得の関係等について学び、「言語教育学研究(応用言語学演習:第二言語習得と言語教育)」では、概論の知識を前提として、関連する英文の研究論文を読解・考察していきます。また、ミニ・リサーチ・プロジェクトなどを通して、第二言語習得・言語教育学の分野における研究方法論についても学習します。 ゼミ生は、さまざまな言語を専攻している学生が参加してくれています。毎年留学に出かけ、代わりに前年度留学した人が帰国して、5人程度のメンバーの入れ替えがあります。
卒論・卒業研究について
広く応用言語学関連のテーマの卒論・卒研を指導しています。中心となるのは第二言語/外国語としての英語習得・教育ですが、専攻言語が英語ではない学生、及び英語以外の言語の習得過程・教授法についての卒論・卒研の指導も行なっています。 [これまでの卒論・卒研テーマ例] ・日本人英語学習者の語彙知識構造 ・日本人英語学習者のBE動詞習得過程 ・音楽的能力と英語発音能力の関係 ・帰国子女の英語「感謝」表現の中間言語語用論 ・認知的観点に基づくイディオムの指導法 ・高校生の英作文における教師のフィードバックの効果 ・練習はスピーキングの自動化をもたらすか ・音読と多読がワーキングメモリーに及ぼす影響 ・アラビア語学習者の謝罪ストラテジー ・国際家庭における言語選択を左右する因子の考察 ・在日中国人の言語アイデンティティー ・外国語としてのタガログ語学習者の動機づけ ・動機づけの減退(demotivation)について ・ロシア語学習者のスピーキング不安 ・英語学習者の依頼表現の中間言語分析と第二言語語用論指導のためのタスク活動の提案 ・インドネシア人日本語学習者の「断り」表現の語用論的特性 ・日英バイリンガル児童のコミュニケーション・ストラテジー ・日本語-ポルトガル語バイリンガル話者のコード・スイッチング ・モンゴル人日本語学習者の多角的ソーシャル・アイデンティティー ・第三言語としてのドイツ語音韻習得における第二言語の英語の影響 ・第三言語としてのロシア語産出に見られる第一言語(日本語)・第二言語(英語)の概念転移 ・第三言語としてのペルシア語学習者の断り表現における語用論ストラテジーと言語間影響 ・プロジェクトベース学習による初等英語教育 ・帰国子女の帰国後の第二言語喪失および第二言語動機づけの変遷との関連性
受講上の注意など
・ゼミ開始時に、概論科目「言語教育学概論」のうち、吉冨担当の「言語教育学概論3:第二言語習得概説」(火5・春)、リレー講義(吉冨他担当)の「言語教育学概論1:英語教育学入門」(水3・春)「言語教育学概論2:英語教育学基礎」(水3・秋)の中から2科目以上を履修済であることが望ましいです。 ・英文の専門書を使うので、専攻言語は問いませんが、英語力が高いことが望ましいです。
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