2020年度
教員名
専門領域・卒論指導可能分野
自然言語処理、計算言語学、情報処理アプリケーション
演習題目
ゼミ紹介
本ゼミでは、コンピュータによる言語処理、言語理解の研究、あるいは、ことばを扱うためのアプリケーションプログラムの開発などをテーマにしてゼミを行います.また、ものごとわかりやすさや、扱いやすさを研究するインタフェース研究やIT機器を使ったアプリケーション開発も扱います.WWWをはじめとしたインターネット上のアプリケーションや携帯電話やiPhone、 iPadなどの携帯デバイスが身近で存在があたりまえになっている今日では、いわゆる文系出身者でも、就職先によっては、プログラム開発などに関わったり、情報機器や技術についての知識や操作スキルが求められることも少なくはないでしょう.言語処理とコンピュータに興味のある方、何かアプリケーションを作りたいと思っている方などは、一度相談に来てください.また、ゼミに関する最新情報はhttp://www.tufs.ac.jp/ts/personal/motizuki/intro/を見て下さい.
卒論・卒業研究について
4年次の卒業論文のテーマは3年次のゼミの活動から各自のプログラミング能力やテーマへの興味を踏まえて相談しながら決めています.最低限のプログラミングができるようにするため3年次にゼミや自習によって学習をします.2年生の時点でプログラムが書ける必要はありませんが3年次にはがんばって勉強してください. 最近のテーマとして次のようなものがあります. ・テレビ番組で扱われる外国観光地の魅力分析:大量のテレビ字幕データの中から旅番組のデータを取り出し,人気観光地の分類とそれぞれの魅力の分析を行っています.その上で,まだ多く取り上げられていないが,今後人気の観光地となるであろう潜在的観光地の提案を行う方法も視野に入れています. ・拡張現実(AR:Augmented Reality)技術を用いた学習プログラムの試作:ヘッドマウントディスプレイと小型PCを使った電脳コイルの世界を学習に応用しようという試み. ・iOSで動作する画像認識エンジンを用いたiPhone向け単語学習アプリの作成. ・日本の地方観光地を訪れる旅行者支援情報サイトの構築:地方を観光したい外国人旅行者にとって必要な情報を整理し,より有益な情報を提供するサイトについての考察. ・日本語のformulaic sequencesについての研究:文章や談話にはある複数の語や句などのかたまりが来るとそれをまとまった一つの意味や役割として認識できるような塊が多く存在します.例えば我々は交通事故の話を聞くとき「がハンドル操作を誤って」といった表現が来れば個々の語を分析することなくその表現が全体として事故原因を示す表現であることが理解できます.さらにこの表現の直前には事故を起こした人についての記述があり直後にはそれでどうなったのかについての記述があるといった予想が容易につきます.こうしたformulaic sequenceについての研究を日本語コーパスとコンピュータを用いて研究しています.
受講上の注意など
コンピュータ環境について: ゼミの性質上,各自でPCを用意する必要があります. Windows 10 あるいは, Mac OSX が動く,ノートPCを推奨します. Linux PCでも構いませんが,自己解決する部分が多くなります. ゼミを希望する学生は,ゼミの希望届(本登録)を出す前に,面談を受けることを必須としています.面談時間の調整をしますので,本登録の前に,余裕を持って電子メールで連絡をしてください.ゼミを希望する学生は,ゼミの希望届(本登録)を出す前に,面談を受けることを必須としています.面談時間の調整をしますので,本登録の前に,余裕を持って電子メールで連絡をしてください.
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