2024年度
教員名
専門領域・卒論指導可能分野
ラテンアメリカ地域研究、開発経済学
演習題目
ゼミ紹介
このゼミでは、途上国に関する諸問題についてラテンアメリカを事例に考えることを目的とします(経済学には限りません)。主な対象はラテンアメリカとなりますが、途上国の問題は国・地域を超えて共通点も多く、他地域専攻の学生も歓迎します。 3年生の春学期には全員で現代ラテンアメリカに関する概説書等(英語を予定)を輪読し、秋学期からは各自の研究テーマに基づく研究発表を予定しています。 このゼミは、単に知識を得る場ではなく、活発な議論を通して新たな学問的発見を得る場にしたいと考えています。最初から正解を求めるのではなく、全員で意見を出し合い、考えることによって「解」に辿り着く過程を大切にします。途上国研究を志す場合に特に欠かせないのが、自分の知らない分野にも積極的に関心を持ち、理解し、受け入れる姿勢です。報告者のみならず、参加者全員が毎回のゼミで積極的な発言をすることを期待します。
卒論・卒業研究について
ラテンアメリカ地域研究および途上国開発に関する卒業論文の指導を行います。上述のように、各学生のテーマ・専攻地域は多岐にわたることが想定されますので、学生個人の主体的な取り組みと異なる意見を受け入れる懐の深さが不可欠となります。 また、ラテンアメリカや他の途上国に関する卒論を書く場合、必然的に外国語文献を参照することになります。しっかり読解力をつけておきましょう。 一本の論文を書くということは、これまで皆さんがやってきた勉強とは180度違う、正解の存在しない世界で自分なりの「結論」を導き出す「終わりのない旅」です。卒論を通して「主体性」と「考える力」を養いましょう。
受講上の注意など
ラテンアメリカを希望する学生は担当教員の開講する地域基礎「ラテンアメリカ政治経済入門」(秋学期)および専門科目「ラテンアメリカの所得格差と開発」(秋学期)を必ず履修すること。 また、開発経済学を希望する学生は、導入科目「ミクロ経済学入門」「マクロ経済学入門」概論科目「国際経済学概論」(春・秋)を履修した上で、担当教員の専門科目「開発経済学」(春学期)を履修することを強く推奨します。
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