2023年度
教員名
専門領域・卒論指導可能分野
新期インド・アーリヤ諸語(ウルドゥー語、スィンディー語など)に関する事象 パキスタンに関するあらゆる事象
演習題目
ゼミ紹介
ウルドゥー語やヒンディー語など、新期インド・アーリヤ諸語を中心に、インド亜大陸で話されている言語に関するさまざまな事象、また、広く「ことば」に関する分野を対象とします。 インド亜大陸は、言語のるつぼと呼ばれ、多様な言語が話されています。社会的にも、多様な宗教が存在(混在)し、複雑な言語状況を作り出しています。多言語併用がごく当たり前の社会で、誰と話すか、どこで話すかで、用いる言語を変える必要がある社会です。また、表記法が定着していない言語があるかと思えば、同じ言語を2つの文字で表記したりと、外国語大学で学ぶものから見ると、興味が尽きない地域だと言えるでしょう。 なお、担当者の専門は、新期インド・アーリヤ諸語のうちウルドゥー語(パキスタンの国語であり、インドの重要言語の1つ)およびスィンディー語(Sindhi)(パキスタン南東部を中心とした地域の言語)です。最近の関心事項は、『ヒングリッシュ』と呼ばれることもある、ヒンディー語地域で話されている英語や、アラビア文字やデーヴァナーガリー文字で表記しないウルドゥー語、ヒンディー語です。 また、日本に居住する南アジア出身者がどのような言語を用いて生活しているのかについても、関心があります。 上記以外でも、パキスタンや北インドの主としてイスラーム世界に関係することであれば、とりあえず相談にのります。
卒論・卒業研究について
内容については、受講生との相談に応じますが、担当者の個人的な関心分野に従えば、一例として以下のような内容(順不同)を挙げることができます。 ○個別言語の基礎語彙集および事典作成 ○ウルドゥー語やヒンディー語を取り巻く言語状況 ○日本語や自分の地域言語と、インド亜大陸の言語の対照研究
受講上の注意など
ウルドゥー語、ヒンディー語など新期インド・アーリヤ諸語に関する知識があることが望ましいです。南アジア地域以外の専攻言語からの受講希望者は、連絡先に記載の電子メール・アドレス宛に事前に連絡をください。 ゼミで、具体的にどんなことを学ぶかは、受講生の関心分野を参考に決めてゆく予定です。 事前ガイダンスは随時行いますので、連絡先に記載の電子メール・アドレス宛に連絡の上、自分の関心事項、分野を簡単に説明できるようにしておいてください。
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