2020年度
2019年度
2018年度
教員名
専門領域・卒論指導可能分野
インドネシアの歴史、文化、社会に関わる分野。東南アジア前近代史。
演習題目
ゼミ紹介
インドネシアという地域を歴史、社会、文化から多角的に考えていくための方法を学びます。インドネシアを対象としてどのような問題を設定することができるのか、それを分析し意味のある結論を導くためにはどのようなデータを収集したらよいのか、分析のためにはどのような理論的枠組みを使ったらよいのか、そのための手引きを学んでいきます。データを得る手段としてはフィールド調査と文献資料の両方を想定しています。 3年次の1学期には、インドネシアについての認識の枠組みを作るための基本的な研究論文を輪読します。論文の使用言語は日本語、英語、インドネシア語です。基本文献の輪読、レジュメの発表、討論、レポートの作成を通じて卒論・卒研のテーマを考えてもらいます。また、卒論作成を念頭において、文献目録の作り方、レポート・論文の書き方、ロジカル・シンキングの基本、プレゼンテーションの仕方などのスキルも学びます。夏休みに入る前におおよそのテーマを決めることを目標にします。夏休み中にテーマに関連する文献(書籍と論文)のリストの作成をしてもらい、さらに、その中から最低1点を選んでレジュメを作ってもらい、2学期に順次発表してもらいます。この段階でのテーマの変更は可能ですが、冬休み前にはテーマを確定することが望ましいです。冬休み中に卒論・卒研の全体構成案および研究計画を立て、冬休み明けに発表してもらい、全員で検討をおこないます。 4年次には各自の卒論・卒研のテーマにしたがって個別に指導をおこないます。フィールド調査をする学生の多くは4年次の夏休みにインドネシアで調査をしています。
卒論・卒業研究について
2020年度の卒業生の題目は次のとおりです:「マタラム王国に展開される音楽表象―イスラームと土着的伝統の拮抗」、「日系企業のインドネシア進出において検討すべき条件」、「北スラウェシ州ミナハサ地域における奇食文化の実態・変遷及び今後の展望」、「なぜダンドゥットは今もインドネシアで人気なのか―中部ジャワ若年層の意見から考える―」、「インドネシアにおけるセクシュアルマイノリティー」、「インドネシア・ナショナリズムの過去と未来―マラナタ大学でのフィールドワークをもとに―」。 いずれもインドネシアにかかわる多様なテーマに取り組んでいます。過去には英語で卒論を書いた人もいます。青山のウェブサイトで過去13年間分の要旨を読むことができます。 http://www.tufs.ac.jp/ts/personal/aoyama/courses/graduationthesis.html
受講上の注意など
1)ゼミは新カリの地域コース(旧カリでは総合文化コース)で開講していますが、他コースの学生にも副ゼミとして開講しています。 2)ゼミには能動的な参加を望みます。関心のある領域の講義をあらかじめ受けておくとよいでしょう。インドネシア語は既習が望ましいですが、他言語専攻の学生も歓迎します。ガイダンスのときに相談してください。 3)ガイダンスを受ける際には以下の記事を読んでおいてください。 http://www.tufs.ac.jp/blog/ts/g/aoyama/2020/09/2021_seminar_guidance.html
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