2020年度
2019年度
教員名
専門領域・卒論指導可能分野
文化人類学、現代思想、グローバルスタディーズ
演習題目
ゼミ紹介
■ 現代の世界をめぐる自分の視点に、いっそうの広がりと奥行をあたえたい。 ■ 自分はいま、世界のどこで生きているのかを考えぬきたい。 こうした問題意識さえあれば、このゼミの一員となるのに、地域も分野(思想史、哲学、人類学、社会学 etc.)も問いません。むしろこのゼミでは、各自の研究テーマがバラエティに富む状況こそを理想としています。大学後半の2年間で、自分ひとりでは思いもつかなかったゼミ友(ぜみとも)の発想や興味関心から強い刺激をうけ、論文の構想発表や執筆に際してもたがいに助けあっていく過程で、自己の知見が格段に拡がっていく可能性が増すからです。毎回のゼミでは、各自の持ち寄る問題意識をゼミ全体でじっくり検討します。踏みこんだ議論から、今日の世界性とそこに投げ出されて存(あ)る人間の生と思考の実像に迫っていければと考えています。 毎年夏には、研鑽と親睦をかねた自由参加のゼミ合宿を長野で実施します。3年終了時には、年間のゼミを通じて得られた問題意識をもとに、卒論執筆の助走にあたる、短めの論文(ゼミ論)を提出することが目標になります。
卒論・卒業研究について
現代世界の諸問題を、ジャーナリスティックな表層に流れることなく、問題の根源へと向かうように考察を試みる内容ならば、卒業論文についても、地域・分野・主題を問いません。文献の探しかた、読解のしかた、メモの取りかた、各論のまとめかた、論文全体のプレゼンテーションと論述の展開方法などをひととおり修得しながら、みなさんの今後の進路に活かせるような思考の里程標として、卒業論文を完成・提出することが目標になります。 自分への信頼を失うためでなく、確かなものとするための卒業論文です。私としてもできるかぎりのサポートをさせてもらいますので、「これでやりきった!」という達成感をもって、堂々と大学を卒業してください。
受講上の注意など
このゼミは、書物を勉強のためのタイクツな道具としてでなく、書き手の思考と生がじかに刻印された場、書き手と読み手の真剣な対話の場として感受できる、あるいはこれからそう感受していきたい学生に向いています。 ゼミ生が過去に執筆したゼミ論や卒論のタイトルについては、下記ブログに記載がありますので参考にしてください。 http://ichiromajima.blogspot.jp/
ページの先頭へ