2023年度
教員名
専門領域・卒論指導可能分野
グローバルスタディーズ、サステイナビリティ研究、現代経済思想、社会思想
演習題目
ゼミ紹介
Covid-19のパンデミック、ロシアによるウクライナ侵攻、世界は激動を続けている。馴致されないための知のあり方が切実に問われている。 グローバリゼーションを多角的に分析するグローバルスタディーズの切り口は、学際的で多様である。担当教員の専門領域は19世紀の終わりから現代までの思想史である。この時期は資本主義の進展によりグローバリゼーションが進行し、世界規模の戦争や世界大恐慌など負の側面が顕在化した時期でもある。100年ほど前に未解決だった諸問題が現代に再起しているようだが、事態はさらに複雑である。 ゼミでは基本的な枠組をふまえた上で、各自が追究したいテーマをみつけ、研究を進めていく。「自由に」テーマを定めるのは一見そう思うほどたやすくないが、それ自体も思考と研究のプロセスである。頭が壊れるぐらいまで考え、語り、書いて脱皮していく。この快感はクセになる(なお頭はそう簡単に壊れないのでご心配なく)。留学、休学なども含めみずからの求める方向をよく考え、随時教員やゼミ生らと相談しながら、好きに進んでいけばよい。
卒論・卒業研究について
3年次には共通テーマで共通論考、次に各自のテーマでゼミ論文を完成させ、論文作成や議論の技法等を実践に即して学ぶ。状況が許せば希望に応じてゼミ合宿を行ったり(開催の有無、時期、場所などはメンバーが決定)、さまざまな企画を行ったりして思考を深め、年度末までに一冊の論考集を作成する。 最終年度にはそれまでの実践と研究を通じて得た知見を活かし、およそ一年間をかけて卒業論文を準備、完成する。青春の集大成はかけがえのない宝物である。
受講上の注意など
単位取得のためだけなら、負担が多く割の悪いこのゼミに来る必要はない。大学生活に決定的(致命的?)な知的体験が欲しい、地頭を鍛えたいという変わり者(=まともな人)はどうぞ。
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