2020年度
2019年度
教員名
専門領域・卒論指導可能分野
比較教育学 異文化コミュニケーション 国際教育協力
演習題目
ゼミ紹介
比較・国際教育学の基本文献を協力して読みながら、近現代社会において起こっている教育に関連する諸問題について理解を深め、それらに対して世界各国でどのようにアプローチしているかを学びます。教育学の基礎理論を踏まえ、その応用として途上国への教育開発協力、ジェンダー問題、国際理解・平和教育等の様々な理論へと展開して学びます。研究対象国の教育に関する歴史的な流れと、その背後に存在する政治・経済・社会的な要因を深く読める力を身につけていくことを目的としています。また、演習という授業形式を通じて、論理的な思考、論拠の明確な議論といった、学問の基本となる技法を訓練し、各自の問題関心を学問的な問いに高める仕方を学んでいきます。欧米圏への交換留学を希望する学生、卒業後に国際機関や欧米圏の大学院等に進学を希望する学生には、英語によるエッセイや学術論執筆の基礎についても学習する場を提供しております。
卒論・卒業研究について
「教育改革の理想と現実」を大きな主題とし、特に世界の教育を歴史的に見通して、そこで起こっている学校、家庭教育の諸問題というミクロな視点から、グロバリーゼーションと市場主義、平等と格差、途上国への教育援助などマクロな視点からの問題をも検討し、各国の社会が抱える様々な教育問題ついて考えていきます。前期は主に世界各国で共通してみられる教育問題に焦点を当てて、テキストを読み、日本との比較を念頭に置きながら議論を進めていきます。後期はグループでの共同発表や個人発表、ロールプレー、またディベート等、履修者主体の学習形式をとります。1 学期中にゼミ合宿を行う予定です。 本ゼミでは履修学生の関心に応じて幅広く卒業論文のテーマが選ばれています。日本社会おける教育政策の歴史的考察、いじめ問題の世界比較、発展途上国への教育開発協力、教師教育、日本語教育政策、各国の家庭教育、ジェンダーエンパワーメント、国際理解・平和教育、国際教育法、メディア教育、また大学の国際化など、多岐にわたって研究テーマが設定されております。
受講上の注意など
本ゼミでは、学生の主体性を重視した学習形態をとっております。よって知識を受身的に学ぶ形式の授業ではありません。各自が研究テーマを探求する情熱と積極性が求められます。ゼミ活動に関しては以下のサイトを参照下さい:http://www.tufs.ac.jp/ts/personal/okadalabo/本ゼミでは、学生が在学中に留学等で海外に行くことを奨励しております。また本学に来ている留学生と、チューター等で積極的に交流をしてくれる人材を歓迎します。
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