2020年度
2019年度
2018年度
教員名
専門領域・卒論指導可能分野
日本古典文学
演習題目
ゼミ紹介
日本の古典文学(場合によってはもっと広く古典文化)を研究するための基礎を学びます。古典作品を読み解くための知識や技能を養います。じっくりと作品に向き合うことを前提に、あやふやではない知識をもとに、必要に応じて着実に文献を調べあげ、より豊かな作品理解に至るための新たな認識が獲得できることを目標にします。 演習では古典作品を一つ取り上げ、輪読の形式で、じっくりと読んで行きます。古典語の意味と感触を確かめながら、古人や現代の注も十分に参照しつつ、読みを進めて行きます。担当者の発表をもとに議論を行ないますが、十分な証拠(文証)に裏付けられた発表が求められます。とはいえ、文学作品が対象ですので、それを味わい楽しむ姿勢が前提になることは言うまでもないでしょう。ここ数年は源氏物語を『湖月抄』という江戸時代の注釈書によって読んでいます。これは今後も継続する予定です。 また、各自が日本の古典に関してテーマを持ち、何回かの報告を経て、小さくても纏まりのある論文を書き上げることも目標にします。そのための支援も惜しまぬつもりです。 なお、教員の定年退職が2021年3月の予定なので、2020年4月からは、卒業論文執筆を前提にしたいわゆる「本ゼミ」の学生は募集しません。『源氏物語』を精読する一つの授業として開講します。
卒論・卒業研究について
受講上の注意など
ごく基本的な古文読解力は必要です。あとは授業やそれに関連した自習の過程で学びます。古典を読み解く意欲と根気があれば所属の課程は問いません。卒業論文までと考えている方は、自ら古典とその世界を学ぶための読書の継続が必須です。読むべき本が無限に広がるはずです。また、サブゼミとしての受講も歓迎しますが、発表をきちん行う覚悟が必要です。基本的には少人数での運営を前提にしています。
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