2020年度
2019年度
教員名
専門領域・卒論指導可能分野
専門はラオス近現代史ですが、東南アジア地域研究、東南アジア史の分野でしたら、卒論指導は可能です。
演習題目
ゼミ紹介
このゼミでは、歴史的な視点から東南アジアを理解することを目標としています。歴史研究を志す学生はもちろんのこと、東南アジアの現実の社会や文化について考える上でも、歴史的な視点は欠かせないからです。歴史的な視点を大切にして、各受講生の関心のあるテーマに取り組んでほしいと思っています。教員の専門地域はラオスですので、東南アジア大陸部、特にラオスの事例について説明することが多くなりますが、ラオス以外の地域の研究を志す学生は、比較の一指標としてラオスを考えることができると思います。 授業は、受講生の関心に沿った文献(受講者の既習言語を考慮して決めます)を輪読する形式で行います。毎回の発表担当者は担当部分のレジュメを作り、その他の受講生はあらかじめ文献を読んでくることが求められます。これまでのゼミでは、「ラオスの歴史教科書」「東南アジアのナショナリズム」などをテーマとし、それに関する文献を輪読しました。 毎年、夏休み後には、4年生と合同で卒論の中間発表会を行います。3 年生は、4年生の卒論のテーマや進捗状況を理解し、各自の卒論のテーマを固める参考にしてください。また、4 年生が卒論を書き上げた後も合同で卒論発表会を行います。 ここ数年は、秋に電通大、農工大と合同で行っている多摩コロキウムに参加しています。自分の研究が他大学の他分野を専門としている先生や学生の皆さんにどのように関心を持ってもらえるのか、関心を持ってもらうにはどのようにプレゼンテーションをしたらよいのかに興味のある学生は、是非、参加して下さい。
卒論・卒業研究について
卒論のテーマに関しては、基本的に受講生が各自の関心に沿って自由に決めたものを尊重します。これまでに提出された卒論には以下のようなものがあります。 『ラオスにおける観光業と観光政策』、『ラオス文字コードの現状と課題』、『ラオスの経済発展と東西経済回廊』、『日本のインドシナ難民の受入』、『ウ・タントがミャンマーに遺した功績:教育者・執筆者・理解者、3つの視点から』、『現代に残るポルポト時代の認識-大学生に向けたアンケートを基にした考察-』、『ノロドム・シハヌークが描いた近代国民国家像と社会での受容のされ方-映画『アプサラ』の表象から』、『雑誌『ワッタナタム』から見るラオス国民文化の中の少数民族文化』、『タイ王室プロジェクトの経済効果と持続可能性-ドイトンプロジェクトを事例に-』『ミャンマーにおける開発と人権問題に向けた考察-ティラワ特別経済特区の報道を事例に-』などです。 東南アジア地域研究の範疇に入るテーマでしたら、基本的に可能です。
受講上の注意など
東南アジアであれば、既習言語、関心地域については問いません。どこの地域でも、受け入れます。 他の受講生のテーマや関心についても、尊重する姿勢が求められます。 輪読する文献は、担当部分だけでなく、必ず読んでから授業に出席して下さい。
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