2020年度
2019年度
2018年度
教員名
専門領域・卒論指導可能分野
第二言語習得論・応用言語学・日本語教育学
演習題目
ゼミ紹介
このゼミでは、第二言語としての日本語の習得や教育に関わる諸問題を考えます。講義では、日本語の第二言語習得、母語としての日本語習得、バイリンガリズム等に関わる諸問題を検討し、日本語教育への示唆について考えます。演習では、応用言語学・第二言語習得の理論に関する文献(英文を含む)を読み、基本事項、主要論点を押さえます。英語の文献を読む力も養います。並行して、基本文献リストにある文献を月1件のペースで各自で読み進めます。また、日本語学習者へのインタビューデータの収集・分析等のフィールドワークを通じて、実証的な研究方法論も学びます。以上の活動を基盤として研究を行い、卒業論文を執筆します。受講者の地域言語は日本語に限らず、多様です。授業以外にも各種研究会、日本語教育の授業補助・教材開発補助等の機会があり、また、先輩や院生との合同ゼミ・交流会、卒業生との親睦会もあります。卒業後の進路は多様ですが、大学院に進み国内外で日本語教師として活躍する先輩も多数います。日本語教師を目指す方はもちろん、第二言語の教育・学習・習得やバイリンガルに関わる問題全般について一緒に考えてみたいという方をも対象としています。
卒論・卒業研究について
主に日本語の教育・学習に関するテーマを扱います。各自の地域言語や母語(留学生)を活かした研究が多く、留学先で調査をする者もいます。 <卒論の題目例>・タイの中等教育における日本語学習者の言語学習ビリーフ・独習による日本語学習:ディクテーション活動を中心に・日本語学校に通う留学生の学習ストラテジーとリソース・日本語ボランティアのビリーフの変容に関するライフストーリー研究・ドイツにおける非日本語母語話者教師の教授ビリーフ・学習者オートノミー育成に向けた日本語多読セッションの可能性・フィンランド人日本語学習者の学習動機付け・中国語を母語とする学習者の指示詞コソアの習得・マレーシアの中等教育における日本語学習者のニーズ調査・初級日本語教科書における動詞活用の提示法・タイの高等学校における日本語学習者の漢字学習ストラテジー・上級日本語学習者の作文に見られる語彙の誤用・地域日本語教室における日本語学習支援:藤沢市の事例研究・在日外国人児童生徒のサポート・ネットワーク:学生ボランティアの果たす役割・オーストラリアの中等教育における日本語アシスタント教師の役割・帰国子女のアイデンティティ・日本語ドラマによる日本語学習:韓国人学習者の事例研究・E-ラーニングによる日本語学習と学習スタイル・オーストラリアの異文化間言語教育と日本語学習など <卒研の題目例>(卒研として、教材、解題、コーパス、実践報告などがありうる。)・大学生のための日本事情学習用補助教材[教材作成]・日本語音声教材データファイル[教材解題]・日本語学習者言語コーパス試作[学習者言語コーパス作成]
受講上の注意など
地域言語の指定はありません。演習では英語の文献を読むので英語読解力が必要です。 なお、担当教員は国際日本学部でもゼミを開講することとなるため、一部の活動が合同になる可能性があります。
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