2026年度
教員名
専門領域・卒論指導可能分野
フランス(語圏)現代思想、空間論、都市論、サスティナビリティ研究
演習題目
ゼミ紹介
思想は、それを特段意識しようともせずとも、あらゆる物事の認識の前提をかたち作っています。それは、日々の生活を違った視点で捉え直す作業にもなれば、政治的な水準では、その違いが対立の原因になることもあります。グローバル化が世界の分断を強めていると呼ばれるような現代において、思想はどのような役割を果たしているのでしょうか。主に英語圏・仏語圏のテクストを中心に、思想の課題を考えていきます。 1980年代以降、グローバル化という言葉が流通するようになってから、グローバルなスケールと、それ以前には支配的であったナショナルなスケール、さらにはローカルや都市のスケールとはどのような関係を結んでいるのかということが議論されてきました。他方で、同じ時期に、フランスを震源とする「ポストモダン」「ポスト構造主義」と呼ばれる思想潮流が「フレンチ・セオリー」として英語圏に導入され、人文学のみならず社会科学の理論的言説を一変させました。毀誉褒貶のある思想の流れですが、他方でJ・P・サルトルらを含めた戦後のフランス哲学・思想が、哲学史的にはドイツ観念論に匹敵する刷新をもたらし、これまで考えられてこなかった領域を開拓し、ジェンダー研究やポストコロニアル研究など新領域を作り出すことに貢献してきたことも確かです。 本ゼミでは、こうした思想を分析の「道具箱」としながら、現代のグローバル化の諸相を考えたいと思います。
卒論・卒業研究について
ゼミは、基本的に文献を中心とした研究を進めます。ある哲学者・思想家のモノグラフィーからグローバル化と併せて論じられるようなテーマ(例えば「マネジメント」「新自由主義」など)についてのものでも構いません。何よりも哲学・思想に関心がある方を歓迎します。 自分が2年間熱中できるような課題を見つけられるよう頑張って下さい。。そして各自が選んだ卒論の意義を公的に発話し書くことができる能力を磨きましょう。 3年次は、目移りしてもいいので、興味を持ったら、自分のテーマではないものも読みましょう。知見が広がり、書き方や論文の構成も学ぶことができるはずです。
受講上の注意など
試行錯誤を厭わない学生を求めます。
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