2025年度
教員名
専門領域・卒論指導可能分野
アラビア語圏の中東・北アフリカ諸国の社会・文化であればなんでも イスラームに関する事柄・思想なども担当します
演習題目
ゼミ紹介
本ゼミでは、アラビア語の作品や表象(歌や詩、小説、映画、ラップもアーンミーヤも)、中東・北アフリカの社会・文化のさまざまな側面(食、家族、教育、ジェンダー、経済、住宅開発、市民社会、法からお笑いまで)、イスラームに関わる思想や現代的な解釈(日本や欧米など非アラブ圏の最近の展開も)に関心がある人を歓迎します。 演習では、中東・北アフリカの社会・文化に関わる研究書・論文集を輪読し、学生がそれぞれ担当する内容を口頭で発表する方式をとります。これは、論文や書物の一定範囲(20頁とか30頁、本の1章や論文1つ)を精読し、理解したことを他の人にわかるように組み立て、説明する訓練で、物事の本質(著者はどういうことを言いたいか)を見抜き、それを簡潔に伝える力を養うことにつながります。この力は学術的な議論をする際の基礎で、その上に自らの思考や批判、主張を組み立てていくことになります。
卒論・卒業研究について
ゼミ担当教員(竹村)がエジプトを研究対象としているので、エジプトはもちろんですが、他のアラブ諸国についても、アラビア語資料であれば扱えます。西アフリカや中央アジア、東南アジア、あるいは、欧米のイスラーム/ムスリム事情については、現地語の資料を英語か日本語に翻訳されたものを提示してくれれば、一緒に読みます。 アラビア語に限っていえば、資料はいろいろなものがあります。基本は何らかの形で「書かれたもの」ですが(SNSやウェブ上の情報も)、動画や音声であっても「聞き取り」すれば、論文で使える資料になります。研究の半分くらいは「資料探し」と思って、よい資料、誰も目をつけていないが価値のあるものを探し出しましょう。また、翻訳も非常に重要な仕事だと考えているので、翻訳も卒業研究としてアリです。
受講上の注意など
アラビア語はいろいろな形で関わるので、他言語専攻の人もある程度学んでおいてください。
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