2025年度
教員名
専門領域・卒論指導可能分野
英語学、英語史、英語文献学、中世英語英文学
演習題目
ゼミ紹介
英語の歴史をさまざまな角度から検討し、英語という言語の理解を深めていくことを目標とするゼミです。英語が、過去・現在・未来と時代を経る中でどのようにその姿や役割を変え、どのような形で伝わってきたのかをじっくりと考えます。 ゼミ全体としては、通時的な方法論を学ぶためのテーマを設定し、それに沿って文献を読み進め、発表なども交えながら進めていきます。 英語学の枠組みで英語史を検討しますが、特に歴史をさかのぼって英語を研究する際には、その当時に書かれた文献を利用して調査をする必要があります。英語文献学というアプローチでは文学・語学の垣根を超えた取り組みも重視していきます。もちろん、古英語・中英語と呼ばれるいわゆる英語の「古文」を読み解く知識は現時点で必要ありませんし、ゼミを通じても必須になることはないように工夫します。ただ、通時的分析を続ける中で、「中英語の作品を読んでみたい」、「古英語で書かれたものをちょっと分析してみたい」というような好奇心がわいてくれば、ぜひ一緒に勉強しましょう。 2025年4月現在 古英語詩Beowulfの読書会を開催中です。興味があればいつでもご連絡ください。古英語初学者の方も参加しています。中英語もいろいろやっております。
卒論・卒業研究について
担当教員の専門としては、そういった「古文」がどのようにして書かれたのか、個々の写本(手書きの文献)を探るような内容になりますが、ゼミに参加される学生には、英語という言語を歴史的に俯瞰し、日々触れる今の英語への理解を深めてもらいたいと思います。卒業論文・研究についても同様のアプローチですので、「古い英語限定」ではなく、広く英語の歴史にかかわるトピックであれば大歓迎です。もちろん、古英語・中英語を読み進めながら研究することも大歓迎です。
受講上の注意など
英語史関連の講義を既に履修しているか、同時に履修していることが望ましい。ただし、英語の歴史に関心があることが重要なので、このゼミをきっかけに英語史を学び始めることも歓迎します。
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