2025年度
教員名
専門領域・卒論指導可能分野
ジェンダー/セクシュアリティ研究
演習題目
ゼミ紹介
ジェンダーやセクシュアリティは、わたしたちの日常生活に大いに関係しています。日常生活で起きること、またメディアで話題になったことなど、アンテナを張りながら生活してください。 ゼミでは、このように日常生活で起こることに関して、一見わかりにくい「構造」や「制度」を解き明かしていきます。まずは基礎文献および最新の研究成果が発表されている文献を丹念に購読していきます。次にみなさんの関心のあるテーマを発表してもらい、ディスカッションをしながら、研究テーマを発展させます。 3年次から4年次のスケジュールは次のようなものです。まず、3年次の前期には文献購読を行い、後期からは卒業論文のテーマを見据え、年度末提出のゼミ論のために、具体的な課題に取り組みます。4年次の前期は様子を見ながら文献購読を行い、ゼミ論を卒論に向けて洗練させていきます。4年次後期はレジュメではなく卒論の本文を書き、ゼミで発表をしてもらいます。 ゼミでは、毎回必ず質問・コメントができるようにしてください。
卒論・卒業研究について
ジェンダー/セクシュアリティ研究は学際領域ですが、特に表象・メディア、家族といった領域の指導経験が豊富です。分析手法は主として言説分析、制度分析、表象・メディア分析を取ります。 3年次末にはゼミ論文(8000字)を提出していただきます。卒業論文は急に書けるものではないため、長い文章を書き、組み立てる訓練が必要です。 【これまでの卒業生の卒論題目】 「日本における積極的選択無子(チャイルドフリー)の実態―子どものいない人生を選ぶ女性たち―」 「米国ドラマにおけるクィアレプリゼンテーションのあり方とは―「クィアベイティング」の批判的検討から―」 「売春防止法および困難女性支援法の批判的検討」 「日本におけるリプロダクティブ・ヘルス/ライツと緊急避妊薬へのアクセス改善に関する議論の分析」 「韓国の徴兵制と女性嫌悪」 「社会問題を扱う映画の可能性―映画『17 歳の瞳に映る世界』を中心に―」 「夫婦同姓制度はなぜ合憲とされているのか―「夫婦別姓訴訟」の批判的検討を通して―」
受講上の注意など
*「ジェンダー論入門」(現代世界論導入科目)「ジェンダー論1、2」(選択科目)を両方受講した/今後すること。 *自分の関心領域やテーマをあらかじめ考えておくこと(変更可能)。 *春学期および秋学期末にゼミ論文(3年生)、卒業論文(4年生)発表と交流をメインにしたイベントを3、4年生合同で行う予定。 *単に「わからない」ではなくどこが、どのようにわからないのか言語化できるよう努力すること。 *簡単なゼミではないので、やりきる覚悟を持つこと。一度注意したことは必ず改善すること。
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