2025年度
教員名
専門領域・卒論指導可能分野
専門領域:東南アジア地域研究、カルチュラルスタディーズ、インドネシア現代政治 卒論指導可能分野:東南アジア地域研究(文化・政治・社会・現代史)、ポピュラーカルチャー研究
演習題目
ゼミ紹介
私はアジアの大衆文化、特に東南アジアのポピュラー音楽を、地域の政治社会的な文脈から研究してきました。 インドネシアのロックやシティポップ、ヒップホップなど、「趣味」と呼ばれる領域が、じつは政治や社会と密接に関わっています。 そうした「一見すると〜だが」という先入観や常識を、地域の具体的な事例から相対化していきます。 基本的な目標としては、 ①東南アジア地域研究の主要な文献を批判的に読むことができるようになる。 ②問いの立て方、適切な資料収集、論文の書き方を習得する。 ③最終的には卒業論文のテーマを設定できるようになる。 具体的には、各ゼミ生の研究テーマに関わる必読文献を読み、発表者は課題文献をレビューします。 発表者以外のゼミ生は、文献を読み、発表を聞いて、議論します。 (文献はゼミ生の興味・関心に沿って選択します) また、適宜、東南アジアの国々で日々生じている出来事について現状分析を行い、東南アジアで何が起きているのかを知るだけでなく、それを通じて問題意識を生み出すきっかけをつくります。 受講生の希望に応じて、フィールドワークや映画鑑賞を行います。 ゼミ生は、 ・東南アジアの文化、政治、社会、現代史、いずれかに関心がある方や、 ・東南アジアに限らず、ポピュラーカルチャーやカルチュラルスタディーズ、社会学的な地域研究に関心のある場合も受講可とします。 ・そのほか、「サブゼミ」としての受講も歓迎します。 【参考】 開講授業題目:2024年度秋学期東南アジア地域研究「東南アジアの文化と社会」、ほか ゼミ紹介:https://www.tufs.ac.jp/documents/education/ia/seminar/kim_yujin.pdf 業績:https://researchmap.jp/yujinkim
卒論・卒業研究について
【現在のゼミ生や過去の指導ゼミ生の研究テーマ一覧】 ・インドネシア映画の社会史 ・首都移転の歴史と比較分析 ・インドネシアの地方における民族と食文化 ・イスラームとジェンダー:女性運動の展開 ・宗教とファッション:ムスリム服とイスラーム的価値観 ・インドネシアにおけるアラビア語由来の言語 ・インドネシア現代政治:権威主義体制の変容 ・日本と東南アジアの文化交流 ・日系企業の東南アジア進出 ・インドネシアの産業と環境・労働問題 ・東南アジアのスポーツ史 ・東南アジアのアーティストの世界進出
受講上の注意など
語学力や専攻語科は問いません。
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