2026年度
教員名
専門領域・卒論指導可能分野
文化と政治に関する越境的研究(地域研究、政治学、文化人類学、カルチュラル・スタディーズ、エスノグラフィー、ジェンダー/セクシュアリティなど)
演習題目
ゼミ紹介
私自身は、主にフィリピンでのフィールド調査を通じて、貧困層、ジェンダー/セクシュアリティ、ハンセン病者、移民、災害、暴力、ソーシャルメディアと偽情報、選挙、地方政治、開発、宗教、平和構築、ボランティア、大衆文化(映画・音楽)など、多様なテーマを研究してきました。 テーマは多様ですが、一貫した関心は、社会経済的/道徳的に周縁化された様々な人びとの経験や世界観を内在的に理解し、そこから既存の社会秩序や民主主義を問い直していくことです。 フィリピン地域研究に関する研究指導が最も得意とするところですが、本演習では、特に地域や言語を限定せず、多様なテーマを研究したい学生さんを受け入れます。 指導可能な学問領域は、政治学、文化人類学、社会学、それらを越境した地域研究などです。統計や法学は分かりませんが、社会科学/人文学であれば、広く対応可能です。 ゼミ生は、自分にとって切実な問題や好奇心を抱く問題は何なのか、他のゼミ生や教員とのブレインストーミングを通じて熟考し、テーマを決めていきます。教員は、学生がそれぞれの研究テーマをアカデミックに分析していくのをサポートします。 研究テーマは、自分の趣味、ずっと気になっている「もやもや」、理不尽なことに対する怒り、異なる社会を生きてきた他者への関心、なんでも構いません。 研究を通じて「目からウロコ」を経験し、これまで自分を縛ってきた既存の「常識」から自由になり、世界の見方も自分自身も変わっていくような快感を皆さんと共有したいです。 より詳しくは、大学のホームページ(国際社会学部のゼミ紹介)にある以下のリンクをご覧ください。私のホームページからもアクセスできます。 https://www.tufs.ac.jp/documents/education/ia/seminar/kusaka_wataru.pdf https://wp.tufs.ac.jp/wataru-kusaka/
卒論・卒業研究について
これまでの受講生の卒業論文のタイトルは次のとおりです。 <2025年度卒> ・ドーピング使用をめぐる評価と支持の分岐─横川尚隆選手のFWJ移籍に対する言説分析 ・観光ブック制作を通じたフィリピン・ダバオ市の観光振興 ・フィリピン・セブにおけるサント・ニーニョ信仰の変容─公的記録と世代間による日常実践のズレをめぐって ・ボトムアップ型開発の制度化に伴う参加の利用―サラワク州の森林開発をめぐる先住民運動 ・宗教規範は経済多角化を阻むのか─ブルネイ・ダルサラームにおける観光政策とイスラーム統治の相互作用 ・再帰的近代化の中の構造と反構造─クラブカルチャーを通じた考察 ・プラボウォ支持者に見る、「良心」の矛盾——インドネシアにおける「良心投票」に対する批判的考察 ・なぜ将来は「危機」として語られないのか─インドネシアの不法占拠村の生活認識に関する考察 <それ以前> ・「混血」をめぐる研究動向——その成果と課題 ・“Life Before Housing": Investigating Relocatees' Human Values in an In-city Resettlement Program in Metro Manila ・⽇本とフィリピンの学校⽂化の差異を翻訳する─動画を通じた相互理解の促進 ・舞踊から紐解くフィリピンのナショナリズム ・フィリピン災害研究における「ソーシャル・キャピタル」―台風ヨランダ研究の事例から ・現代フィリピン社会におけるアスワンの役割─都市伝説的存在の実態
受講上の注意など
日常生活でふと感じる違和感、モヤモヤ感、怒り、好奇心、感動などを大切にして、ゼミに持ち込んでください。それが研究を始める最初の一歩になります。
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