2026年度
教員名
専門領域・卒論指導可能分野
タイの文学・文化・翻訳、タイ研究(仏教、政治、経済、歴史、LGBT)、近現代比較文学(タイ・日・英)
演習題目
ゼミ紹介
このゼミでは、基本的にタイの文化・文学、社会、LGBT、およびタイ語学について受講生全員で議論し、考えていきます。話題は幅広く取り取り上げる予定です。タイの伝統文化、ポップカルチャー、文学、宗教、言語、音楽、社会問題について卒業論文を作成する学生に必要な指導を行います。 方法論として、特にErin Meyer著『The Culture Map』とBenedict Anderson著『In the Mirror: Literature and Politics in Siam in the American Era』を中心に読み、他にもタイ語と日本語の重要な基礎文献を紹介していきます。それらを踏まえた上で、タイ文化・文学やタイ語学などに関する論文を読み解きます。 例えば、タイ文学を卒業論文とする場合、方法論を理解するため、執筆する学生の関心に応じて、日本文学をはじめ、様々な国の文学批評も精読していきます。次の段階ではタイ文学に焦点を当ていき、タイ語の短編小説や学術論文・雑誌を読み解きます。 利用する雑誌は、例えば『アーン』(読む)、『週刊マティチョン』、『スィンラパワッタナタム』(芸術・文化)などです。タイ文学を通してタイ社会やタイ人の思想を理解することが目標の一つです。 また翻訳・通訳に興味を持っているゼミ生がいたら、特別な時間も設けて、基礎から応用まで指導し、応用力を身に付けます。対応する言語は日本語、英語、タイ語です。 卒論のテーマの一部は次の通りです。 「短編小説『羅生門』における日英・日タイ翻訳の比較研究」 「タイにおけるLCCの展開と事業戦略」 「日タイ関係における皇室の役割」 「海外留学における教育機関の支援の在り方:日本人とタイ人学生の事例研究」 「カラバオ・アルバム『メイドインタイランド』の歌詞の表現特徴」 「การศึกษากลวิธีการใช้วาทกรรมสร้างความเป็นญี่ปุ่นผ่านโฆษณาร้านอาหารญี่ปุ่น 3 เครือข่ายในประเทศไทย」(A Comparative Study of Discourse Strategies of Three Japanese Chain Restaurants' in Thailand in Creating Japaneseness through Advertisements) 「タイ人の合理的仏教解釈~プッタタート比丘の思想をめぐって」 「日本語とタイ語における色彩表現の研究~慣用的表現及び比喩表現を中心に」 「比較広告の受容と日タイの文脈文化の差異に関する研究」
卒論・卒業研究について
このゼミでは毎年、タイに関する文学作品を1〜2作品読み、あるいはタイを題材にした映画を1〜2本鑑賞し、それらに描かれるタイの表象(representation)について分析します。これまでには、『王国への道―山田長政』や『THE KING 序章〜アユタヤの若き英雄〜』『THE KING アユタヤの勝利と栄光』などを取り上げてきました。 3年生の演習では、まず講義形式で論文の読み方や論点の整理方法を学びます。その後、各自が関心を持った論文を探し、その内容の要点や興味を持った点についてゼミで発表します。ゼミ生全員の発表が終わった後には、再び講義を行い、内容の整理と理解の深化を図ります。
受講上の注意など
積極的に議論に参加する姿勢が求められます。最終的な目標は、卒業までにタイ語で書かれた文学作品や、それに関する記事・論文を読解できる力を身につけることです。 タイ語専攻以外の学生の参加も歓迎します。その際は、学生のこれまでの学習経験や関心に応じて、扱う内容や課題を柔軟に調整します。タイ文化やタイ文学に関するテーマで卒業論文を執筆する際には、研究テーマによっては高度なタイ語能力を必要としないこともありますので、関心のある方は事前にご相談ください。
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