2025年度
教員名
専門領域・卒論指導可能分野
計算言語学・自然言語処理・その他情報処理
演習題目
ゼミ紹介
====3年生はだいたい以下の内容で進めていきます 春学期 まずは,基本的な知識としてプログラミングができるように演習を行ないます. 計算言語学の関連領域は広いので,おおまかにどのような話があるのか説明する講義を行ないます. 関連学会の研究発表リストを見て自分の興味のある分野がどのようなものか検討し,お互いに紹介しあいます. 自分の興味ある分野に関係する簡単な調査や関係するプログラミングなどを行ないます. 夏学期中 8月,9月のどこかでプログラミングの補習を行います.(自主ゼミ的位置付けなので,出席は自由です) 秋学期 ゼミ生の興味と世の中の研究動向から好ましい文献を選択し,担当を決めて御互いに紹介をします. 卒論のテーマを決めるための関連論文を読んで紹介します. テーマ決めの進捗次第では研究を開始する人もいます. 並行して,望月が行うゼミ以外の講義で言語処理全体の知識を学んでください. =====4年生はだいたい以下のように進めます 春学期 3年次から検討していた内容を煮詰めて,遅くとも5月までに研究テーマを具体的に決めます. 2週間〜3週間に1度のペースで研究内容の進捗状況を報告してもらいます.ゼミは全員参加で,自分の報告でない週には他の人の発表を聞いて御互いにコメントを出しあいます. 夏学期中 8月,9月のどこかで1回,進捗状況の報告をするゼミを行ないます. 秋学期 2週間に1度の割合で研究の進捗状況を報告してもらいます. 論文提出は1月上旬なので,12月中に論文を完成させるように研究を進めます. その他 研究内容によって,外部発表にも挑戦します. ==== 詳細は,https://www.tufs.ac.jp/ts/personal/motizuki/res/semi.html を参照してください.
卒論・卒業研究について
全員研究を行い結果を「卒業論文」としてまとめ,執筆してもらいます コンピュータ上でのプログラミングを含んだ内容を卒論テーマに選ぶことを原則としています.内容は各自いろいろです. 自然言語処理技術を利用した研究, 自然言語処理への応用のための言語分析,自然言語処理における基礎的研究,人の役にたつシステムの開発,大規模テレビ字幕データを用いた研究,などの大きな括りで,各自の興味に合わせて考えてテーマを決めています. 詳細は,https://www.tufs.ac.jp/ts/personal/motizuki/res/semi.html を参照してください. 最近の卒業生の卒論テーマ例: 「Chat GPT によるアラビア語の文法誤り訂正:学習者作文を対象としたプロンプトエンジニアリング」 「生成AIを用いて共通語を博多弁に言い換える試み」 「日本語のʻ一人称ʼ学習支援のためのシミュレーションゲーム作成」 「オランダ語における分離動詞の学習システムの開発」 「生成系AIを用いた大学入試共通テストの英語リーディングの場面・状況および設問の再現」 「ポルトガル語における接続法の学習システムの開発」 「売れるオファーの6つのタイプを基準とした業種別の「セールスコピー」分析システムの考案」 「テレビ字幕データに基づくプロ野球実況の特徴に関する考察」 「インターネット上の情報による建築物データベースの作成と当該情報のマッピングによる可視化」 「旅番組での紹介文章に基づく類似旅行先判定システムの構築」 「視覚的・表現的手法を用いて巨大な物体に関する情報の伝達を容易にするシステムの開発」 「言語教材としてのアニメーション字幕の出現語彙に関する分析」 「報道番組の字幕データから見る「テレビ発生意見」の投票行動への影響分析」 「画像認識とARを使用した漢字学習支援アプリケーションの開発」 「LINEを使ったごみ分別支援システムの構築」 「スペイン語の受身を表す能動文のトレーニングアプリケーション開発」 「テレビ字幕データを用いた感情分析による『ある日の日本の気分』推定に関する研究」 「日本語テレビ字幕データコーパスを用いた初級日本語学習用例文抽出に関する研究」 「スタイルの違いに注目した脚本から小説への変換に関する一考察」 「分散表現を用いた抽象概念に対する連想概念の分析」 「Twitter投稿の機械学習による日本酒香味特性分類システム構築」 「Can-do型日本語学習用資源としてのアニメーション字幕の分析」 詳細は,https://www.tufs.ac.jp/ts/personal/motizuki/res/semi.html を参照してください.
受講上の注意など
計算言語学ゼミを希望する者(興味があって考えている人も)は,本ゼミ指導教員の希望届を提出する前に,必ず望月にコンタクトをとって,個別面談を受けて下さい.個別面談をせずに希望を出しても受け付けていません. 専門科目として,ことばとコンピュータ1,2 も履修してください.こちらで自然言語処理の概要を扱います. プログラミングの知識は前提としていませんが,必須ですので3年次にしっかり学んでください.
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