2025年度
教員名
専門領域・卒論指導可能分野
専門領域: 島嶼部東南アジア近現代史、マレーシア政治社会史 卒論指導可能分野: 島嶼部東南アジア地域研究(社会・政治・歴史)
演習題目
ゼミ紹介
「地域から世の中を考える」――島嶼部東南アジアの近現代史と現代政治社会を考察することを通じて、ナショナリズム、民主主義、宗教の復興、都市化と社会変容などの諸問題について、根源的に考える力と、その考えを論理的に表現する力を身につけることを目指します。 春学期には島嶼部東南アジア政治社会史を扱った基本文献を輪読し、重要な問題を発見し分析する方法を学び取ります。ナショナリズム、民主主義、宗教の復興、都市化と社会変容などの問題に関心を持っていることが望まれます。夏学期中に集中ゼミで各自の研究の方向性を決めます。秋学期には各自のテーマについて中間報告します。秋学期終了後に各自のテーマに関する先行研究の書評論文を提出します。 ゼミ生の個人研究テーマは、島嶼部東南アジアの社会・政治・歴史に関する諸問題の中からゼミ生が自ら探します(なお、経済を学びたい方は、私の演習ではなく、経済関係の演習を選択してください)。 【コースでの開講授業】 導入科目:地域社会研究入門2「地域研究入門」(リレー講義) 選択科目:東南アジア地域研究1「島嶼部東南アジア政治社会史」 東南アジア地域研究1「マレーシア政治社会史」
卒論・卒業研究について
民族・国民形成、宗教、民主化、家族・ジェンダー、移民、貧困、教育、メディア、観光、都市、日本・東南アジア関係などに関連するテーマに取り組む学生が比較的多いです。既存の学問分野でいうと、社会学、歴史学、政治学、教育学などの分野を横断するようなテーマが中心です。 ★2024年度の卒業研究の題目 「マレーシアにおける『LGBTQ』アイデンティティの表現――イスラーム的価値観と多様な性の狭間で 」 「日本居住経験者のマレーシア人ムスリム女性――ヒジャブ着用の意義とアイデンティティ表現の多様性」 「はざまを歩く」 「フィリピンにおける民族衣装を考える――国民衣装(ナショナル・コスチューム)に焦点を当てて」 ★2023年度の卒業研究の題目 「教科書に映し出された理想的『ブルネイ人』像——後期中等学校4~5年生向けMIB科目教科書分析を通して」 「『働く留学生』を巡るイメージとリアル——群馬県前橋市の日本語学校で学ぶアジア人留学生を中心に」
受講上の注意など
自ら進んで学ぶ積極的な姿勢や、議論を通じてお互いに切磋琢磨するという開かれた意識をもつ方の受講を歓迎します。私にできることは、テーマや問いの設定、研究方法、議論の構成などについて助言を与え、皆さんの知的格闘が筋道の通った論文として実を結ぶように、後方支援することです。
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