2026年度
教員名
専門領域・卒論指導可能分野
専門領域:フランス近世社会史、司法の歴史、刑罰の歴史、軍事史、制度と感情の歴史、ヒストリオグラフィー 卒論指導可能分野:フランス語圏の歴史
演習題目
ゼミ紹介
私の専門は近世社会史です。とくに18世紀における個人と制度(とくに司法と軍隊行政)の関係を中心に権力の歴史に関心があります。訴訟文書を用いてアンシアン・レジーム期の日常生活の諸側面とくに民衆層の人々の軌跡や感情を研究しています。またその一環として最近は「兵士」という社会集団に注目しています。 司法慣行の歴史や軍事史というときわめて専門的なイメージをもたれるかもしれませんが、裁判も軍隊も当時の人々には極めて身近な制度でした。ともすると近世における戦争や軍事の歴史は遠い過去のように思えますが、今日の制度のありかたやヴィジョンと少なからぬ関係があります。他方で「前近代」の軍隊には近代の軍隊とは極めて異なった一見すると驚くような側面もあります。 ゼミで扱う文献やテーマはいうまでもなく上記のテーマに限られません。参加者の関心も考慮に入れながら、フランス史を中心にさまざまなモノグラフィーや歴史論に触れていただきます。
卒論・卒業研究について
これまで卒論で扱われたテーマを挙げると、ルイ14世がつくったメナジェリーを通じてみる人間と動物の関係、19世紀文学にみる子どもへの暴力、『レ・ミゼラブル』に描かれた労働問題、第二帝政下におけるパリ改造、第三共和政下における対英世論の変遷、アール・ヌーヴォーとジャポニスム、競馬の日仏比較史、 五月革命、スイスにおける兵役の歴史、第二次世界大戦下ベルギーにおけるワロン運動、ヴィシー政府下における新聞広告、フランスにおける人工妊娠中絶合法化の歴史、シモーヌ・ド・ボーボワールと服飾文化、フランスで活躍するイラン出身の漫画家マルジャン・サトラピの軌跡といようにゼミ生の関心は多様です。 ご自身の関心や問いを大切に研究テーマを探していただければと思いますが、見つからない場合には、私の方から示唆することがあります。
受講上の注意など
フランス語を既習していることが望ましいですが、必ずしも必須ではありませんのでその場合はご相談ください。
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