タイトル
     2017 年度   総合国際学研究科
  
言語教育論   
時間割コード
741D0102
担当教員(ローマ字表記)
  望月 圭子 [MOCHIZUKI Keiko]
授業開講形態 授業形態 単位数 学期 曜日・時限 実務経験のある教員による授業
  実習・演習 2 夏学期 集中 -
授業題目(和文)   
日本語と外国語の対照研究と外国語教育Ⅱ
 
Title(English)   
Analysis of Learners Error Corpus of Japanese,Chinese and English for SLA (1)
 
授業の目標   
日本語を核として、英語およびその他の言語の文法との対照分析を行う際に、必要な理論(意味論、語彙概念構造、項構造、θ役割、連結規則)を学ぶこと、コーパス収集、言語テスト収集の手法を学び企画すること、修士論文・博士論文執筆にむけての指導をおこなう。
 
Goals of the course   
Work on error analysis and comparative analysis by examining learners' corpra of Japanese,English and Chinese.

東京外国語大学がオンラインで公開している日本語学習者コーパスおよび英語学習者コーパスを用いて、学習者の母語がどのように第二言語習得に影響を及ぼしているかを考察する。
 
授業の概要   
複合動詞、移動表現、格、自他、可能表現、複合動詞、主語と主題、指示詞、結果構文、存在構文等の、修士論文・博士論文のテーマに基づく研究発表と議論を行う。また、学会発表、学会への投稿についても指導を行う。
 
Overview of the course   


東京外国語大学がオンラインで公開している日本語/英語学習者/中国語コーパスを用いて、前置詞・格助詞・テンス・アスペクト・モダリティ・語彙の誤用を分析する。
さらに、誤用分析に必要な対照言語学、言語理論、統計についても学ぶ。
 
キーワード   
対照言語学、第二言語習得、学習者コーパス、英語教育、日本語教育、中国語教育
 
Keywords   
第二言語習得、対照言語学、母語干渉、誤用分析、学習者コーパス
 
授業の計画   
研究の基盤となる理論の習得をめざす。言語の対照、第二言語習得、英語教育、日本語教育、中国語教育にかかわる現象を、さまざまな言語理論・第二言語習得理論・統計処理を用いて説明することに習熟する。
 
Plan   
1.東京外国語大学がオンラインで公開している日本語学習者コーパスおよび英語学習者コーパスを用いて、前置詞・格助詞・テンス・アスペクト・語彙の誤用を分析し、学習者の母語がどのように第二言語習得に影響を及ぼしているかを考察する。

2.誤用分析にあたり、関連する資料を読む。

3.誤用分析に役立つ言語理論・統計についても学ぶ。
 
成績評価の方法・基準   
発表50%, レポート50%
 
Grading system for assessment   
授業時の発表50%、研究成果物50%
 
事前・事後学習【要する時間の目安】   
 
Preview/review   
以下のサイトで公開している学習者コーパスを事前に研究しておくこと。

http://ngc2068.tufs.ac.jp/corpus/
 
履修上の注意   
博士後期課程・前期課程・研究生の学生と一緒に、論文指導を行うので、博士後期課程の学生で、私を指導教員とする学生は受講すること。
 
Notes   
望月圭子研究室HPで、オンラインで公開している日本語学習者コーパス・英語学習者コーパス・中国語学習者コーパスに基づく誤用辞典をみて、誤用のタイプについて理解しておくこと。また、研究室のHPの教材のサイトで、スケッチエンジンの使い方、グロスのつけ方、アカデミックライティングについての教材を読んでおくこと。

 
教科書  
備考 『英語学習者コーパス入門――SLAとコーパス言語学の出会い』シルヴィアン・グレンジャー 編著 / 船城道雄、望月通子 監訳、研究社。
 
参考書  
 
使用言語  
日本語(J)
 
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