タイトル
     2017 年度   総合国際学研究科
  
通訳翻訳実践研究2   
時間割コード
501062
担当教員(ローマ字表記)
  内藤 稔 [NAITO Minoru]
授業開講形態 授業形態 単位数 学期 曜日・時限 実務経験のある教員による授業
  講義 2 秋学期 水2 -
授業題目(和文)   
通訳実務 (J)
 
Title(English)   
Interpreting Practicum
 
授業の目標   
会議通訳、およびコミュニティ通訳の現場に近い形で行う様々な通訳訓練や通訳者の役割論についてのディスカッションなどを通して、実務的な通訳技法を習得する。
 
Goals of the course   
The aim of this class is to learn practical interpreting skills through training simulated in conference and community interpreting settings. The students are also expected to proactively participate in class discussions on the role of interpreters.
 
授業の概要   
主として逐次通訳、サイトトランスレーション、ウィスパリング通訳を扱い、講義により得た知見をもとに実践的な通訳訓練を行う。また国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)駐日事務所との協力のもとに、選抜を経た上で、通訳・翻訳インターンシップ生を派遣する。
 
Overview of the course   
The participants will mainly perform consecutive interpreting, sight translation, and whispered interpreting. Internship at United Nations High Commissioner for Refugees (UNHCR) in Tokyo, Japan is also scheduled.
 
キーワード   
会議通訳、コミュニティ通訳、逐次通訳、ウィスパリング通訳
 
Keywords   
Conference Interpreting, Community Interpreting, Consecutive Interpreting, Whispered Interpreting
 
授業の計画   
会議通訳、およびコミュニティ通訳の分野で扱う様々な内容の素材をもとに、受講生各自が英語から日本語、あるいは日本語から英語への通訳を実践する。各実践では、受講生に通訳者のほか、スピーカーやクライアントの役割を課し、相互に通訳パフォーマンスについて意見を述べ合う「ピア・レビュー」も取り入れる。これにより、純粋な通訳スキルの習得だけでなく、パブリック・スピーカーとしての能力向上が期待されるほか、聞き手の立場から通訳者を適切に評価することで、自らの弱点や改善点を包括的に把握できるようになる。

また授業では、通訳者を目指す上で求められるスキルの上達に必要な練習方法も随時紹介する。そのほか、訳出方法やメッセージの再構築などについても理論的に検討し、最終的にはデリバリー面にも十分な配慮がなされた、安定性のある通訳を目指す。

1. ガイダンス
2. Public Speakingについて考える
3. UNHCRとは
4. スピーチの分析①
5. スピーチの分析②
6. アクティブラーニング1:通訳実務に関連する講演会などへの参加。参加後は、振り返りレポートを提出する。
7. 予測の戦略
8. 文化の通訳
9. メモリーエクササイズ
10. シンポジウムにおける通訳①
11. シンポジウムにおける通訳②
12. 罵りことばへの対応
13. アクティブラーニング2:通訳実務に関連する講演会などへの参加。参加後は、振り返りレポートを提出する。
14. コミュニティ通訳の世界
15. まとめ
 
Plan  
 
成績評価の方法・基準   
毎回のフィードバックメール(25%)、授業内パフォーマンス(25%)、期末時に課す最終課題(50%)などにより授業目標の達成度を評価する。
 
Grading system for assessment   
Weekly Report (25%)
In-class Performance (25%)
Term Paper (50%)
 
事前・事後学習【要する時間の目安】   
事前に与えられるテーマ等についてあらかじめ準備を行い、疑問点を授業中に質問できるように心がけること。
 
Preview/review   
The participants are required to prepare thoroughly for each task and assignment.
 
履修上の注意   
教員の指示にしたがって、受講前の予習と受講後の復習を行うこと。
 
Notes   
Extensive preparation and self-reflection are necessary.
 
教科書  
教科書1 ISBN 978-4904575055
書名 よくわかる逐次通訳
著者名 ベルジュロ伊藤宏美, 鶴田知佳子, 内藤稔 出版社 東京外国語大学出版会 出版年 2009
備考
 
参考書  
 
使用言語  
日本語(J)
 
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