タイトル
     2017 年度   国際社会学部
  
ヨーロッパ地域研究A   
時間割コード
421012
担当教員(ローマ字表記)
  伊東 剛史 [ITO Takashi]
授業開講形態 授業形態 単位数 学期 曜日・時限 実務経験のある教員による授業
    2 春学期 火4 -
授業題目(和文)   
感情史の理論と実践
 
Title(English)   
cultural history of emotions
 
授業の目標   
近年、感情というテーマについて様々な研究分野において活発に議論が交わされている。歴史学の分野でも、感情史の理論と方法論が探求されるようになった。こうした感情史の隆盛の背景には、「九・一一」や「三・一一」などを通じて、国際社会が大きな感情的事件を経験し、流動化する地域社会の再構築や、異文化間の対話と共存に向けて、感情が学際的研究の主題として浮上したことがあげられる。移民問題や地域紛争、そして直近では「英国 EU 離脱」や「トランプ旋風」など、 グローバル化と結びつけられる諸問題は、しばしば「理性」対「感情」の対立図式によって説明される一方、感情を理性の下位に置き、否定的に捉える伝統的解釈が再検討されるようになったのである。この授業の目的は、こうした感情史の研究動向を紹介するとともに、学生ひとりひとりに実践的に感情史のケーススタディに取り組んでもらうことで、感情史の理論と方法論、課題と可能性について議論を共有し、理解を深めることである。
 
Goals of the course   
The purpose of this lecture is to explore the cultural history of emotions in modern Europe.
 
授業の概要   
前半は、事前配布した参考文献をもとに感情史の諸問題を議論する。後半は、数人程度のグループごとに感情史に関連するテーマを選択し、プレゼンテーションを行う。プレゼンテーションでの質疑応答をもとに考察を深め、期末にレポートを作成・提出する。
 
Overview of the course   
 
キーワード   
感情・感情史・文化史
 
Keywords   
cultural history of emotions
 
授業の計画  
 
Plan   
Please note that this lecture is given in the Japanese language. For further information, read the Japanese syllabus.
 
成績評価の方法・基準   
レポート(50%)、授業への貢献度(たとえばディスカッションへの積極的な参加など)(50%)
 
Grading system for assessment   
see above
 
事前・事後学習【要する時間の目安】   
前半は講義形式で感情史の諸問題を議論する。事前に文献を配布するのでそれを必ず読んでおくこと。
 
Preview/review   
see above
 
履修上の注意   
初回の講義で授業の運営方法について詳しく説明するので、必ず出席するようにしてください。
 
Notes   
see above
 
教科書  
 
参考書  
 
使用言語  
日本語(J)
 
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