タイトル
     2017 年度   世界教養プログラム
  
地域言語A(フィリピン語Ⅱ-5)   
時間割コード
131123
担当教員(ローマ字表記)
  小川 英文 [OGAWA Hidefumi]
授業開講形態 授業形態 単位数 学期 曜日・時限 実務経験のある教員による授業
    1 春学期 水2 -
授業題目(和文)   
フィリピン語II-5、会話3A (春学期)
 
Title(English)   
Philipino I-10, Conversation 2A (First Sem.)
 
授業の目標   
フィリピンの諸事象をテーマとして、読む、発表する、表現する、書くといった自己表現の方法を、1年生に引き続き、さらに磨く。
これまで生きてきて、特定のことがらに対して、自分が描いてきた概念や観念を根底から疑うことから、教養人としての自分を形成する。
概念や観念をかたちづくる「ことば」の大切さを学ぶ。
自分が思い描いてきた概念や観念と異なるものが立ち現われても、いったん立ち止まり、思考をめぐらす準備ができるひとを作る。
 
Goals of the course   
Klasse para sa mga estudiante na kalabasa sa exam ng Pilipino I noon last semenster. Ang pag-aaral ng pag-uusap ang target ng klasse na ito.
 
授業の概要   
各学部のゼミ指導教員を選び、そこで書く卒論のテーマに従って、受講生自らが、毎回、CiNii等で雑誌論文を探し、調べ、要約して、プレゼンテーションを行い、最終的に論文にまとめていく。

4月以降の水曜2限の授業の進め方:
3月までにゼミを選び、卒論のテーマを考えて、アカデミック履歴書を作成し、4月の最初の時間に提出し、発表すること。
1、3月中に各自、CiNii で雑誌論文をさがしてくる。
2. その論文は卒論、ゼミを想定して、自分のテーマに従って選ぶこと。
3、論文は、ディシプリンの理論・方法なのか、地域のデータなのが、意識して選ぶ。
どちらを選んだのか、理論・方法なのか、データなのか、発表の時にまず、出席者に知らせる。
4. 毎回、2人、準備してくる。A 4で1枚のレジュメを用意する:レジュメのテンプレートダウンロード先:http://www.tufs.ac.jp/ts/personal/kidlat/Thesis%20Writing/thesis.htm
5. まずはじめに、自分はどのテーマで卒論を書くのか、みんなに知らせることから発表をはじめる。
6. 発表の順番は、1月に決めた順番で発表すること。

「アカデミック履歴書」の書き方:
4月以降、各指導教員候補に直接、面談しますが、その際に、A4で1枚程度の自己紹介文作成しておき、提出してください。
「アカデミック履歴書」の内容は以下の4点です;
1.なぜこの先生のゼミを志望したのか。
2.これまでの研究経緯:1、2年でどんなテーマに取り組んで、どんなレポートを書いたか。
3.これからの研究テーマ:卒論へとつながる研究テーマの内容を簡潔に述べる。
4.このテーマに沿ってこれまで読んできた文献目録。
 
Overview of the course   
Ang pag-aaral ng pag-uusap ng Pilipino.
 
キーワード   
問題設定、主張、論拠、ディシプリンの方法と地域のデータ、ゼミ選択、卒論、雑誌論文、CiNii、プレゼンテーション、要約、論文執筆
 
Keywords   
Pilipino, Pag-uusap
 
授業の計画  
No.内容
第1回 授業のオリエンテーション、発表課題の選択と順番決定、成績評価についての説明
第2回 海: フィリピンの資源:ナマコ、サンゴ、ダイナマイト漁、資源管理:コモンズ、サシ、航海、船、交易、宗教は海から、海と人の移動
第3回 水:雨、川、用水、水資源と管理、荒れ狂う水と恵みの水
第4回 山・森:資源、コモンズ、資源をめぐる紛争、資源管理と生態学、熱帯雨林の生態学的特色、アグタの人々の生活
第5回 空:空と空気、空と天気、気候、台風、嵐、雷、災害
第6回 農業:農業のあり方:気候、地域性、食糧生産、生産性、集約と粗放、水田耕作:歴史、集約性、穀物栽培、労働環境、農村から都市への人口流入
第7回 生業:生活のあり方、生業の種類、生業の場:狩猟採集、農業、工業、サービス業、ストリート、お金を稼ぐとは?
第8回 食:料理法、栄養、家族と食、供食、饗宴と食、コミュニティと食、カロリー確保、レシピ、食材と料理、食と地域性、レシピと地域性
第9回 市場:市場で売り買いされるもの、市場原理、市場分布、交換・交易・貿易
第10回 福祉:家族と福祉、国家と福祉制度、なにを社会に望むか?
第11回 時間:時間の流れ方、歴史意識、共に過ごす
第12回 社会:社会の成り立ち、社会制度、バランガイとプエブロ、ポブラシオン
第13回 コミュニティ:コミュニティの形成と維持、コミュニティに必要な外的支援、コミュニティに望むもの
第14回 アクティブラーニング1回目;
学内で実施されている講演会に出席して、その感想をA4 版1枚にまとめ、提出する。
第15回 アクティブラーニング2回目;
①課題論文を書くにあたって、図書館4Fの「学習相談デスク(コンシェル)」に相談に行く。
②コンシェルにどのような相談をしたのか、それに対してどのようなアドバイスをもらったのかを記す。
③ 課題レポートが出来上がったら、第三者(友人、家族等)に読んでもらい、
そのコメントを書き、さらにそのコメントを受けて、課題レポートをどのように書き直したかを記す。
④ 最後に、①~③までに要した時間(移動時間も含む、例えば180分)をトータルで書く。
⑤アクティブラーニングの成果報告として、A4 版1枚にまとめて提出する。
 
Plan  
No.Content
1 Target ng kalase.
2 Ikinagagak ko kayong makilala.
3 Napakainit naman araw-araw!
4 Hilaw pa kasi ang santol, kaya medyo maasim iyan.
5 Masarap ang luto ni Tita Ckara.
6 Umpisa na rin ng maraming problema.
7 Mabuti pa sumakay na tayo ng dyipni.
8 May sari-saring kultura rito.
9 Mayroon ba silang pagkain Pilipino?
10 Nandito ngayon sa Pilipinas ang kuya ko.
11 Gaano kalalim ang baha roon?
12 Si Vilma SAntos ang paborito kong artista.
13 Ayaw ko ng karamiwang kanta lang.
14 Maghanda na tayo para sa Pasko.
15 Test. Evaluation.
 
成績評価の方法・基準   
1.授業への積極的参加
2.調査・要約・プレゼンテーション・最終論文の評点によって評価する。
課題論文の評価のポイントは以下です;
①課題論文で、あなたの問い、主張と論拠が展開され、『論文の形式』にしたがって書かれているか。
②まずあなたが、小川HPの『論文の形式』を理解し、あなたの論文が形式を守って作成されているか。
③次に「はじめに」で、あなたが読者に訴えたい問い(問題設定)がしっかり議論されており、
「はじめにの書き方」の形式である赤字部分をすべて使って書き、結論を「はじめに」に書いているか。
④自分の主張をかたち作っていく上で、多くの文献を渉猟しているか。
⑤他人の意見を雑誌論文等で調べ、それらを咀嚼して、理解し、そして自分の主張を展開できているか。
⑥「結論の書き方」の形式にしたがって、「はじめに」で展開した問題設定をまずふり返り、そして各章で検討したことをまとめているか。
⑦文献目録が形式どおりに作成されているか。
 
Grading system for assessment   
1. Pagganap ng short tests.
2. Pagganap ng assignment.
3. Enthusiasm sa participation sa klase.
 
事前・事後学習【要する時間の目安】   
フィリピンの諸事象について、事前に図書館で調べ、ネットでフィリピンのメディアを読み、授業に積極敵に参加すること。
授業前には毎回、配布した資料を事前に10ページほどあらかじめ読んでおいて、質問を用意して出席すること。
授業後には、授業で行った内容を振り返り、関連する文献を自分で探して調べ、次の授業までに調べたことをまとめておくこと。
 
Preview/review   
Memorization ng mga skit ng every chapter ng textbook.
 
履修上の注意   
毎回の授業に参加し、積極的に議論に参加し、クラスメートと共に学ぶ。フィリピンについての知識を高め、同時に自己表現の方法を磨くために、事前に図書館で調べ、ネットでフィリピンのメディアを読み、授業に積極性をもって参加してほしい。
 
Notes   
 
教科書  
教科書1 ISBN
書名 『フィリピン語』
著者名 山下美知子 出版社 白水社 出版年 2010
備考
 
参考書  
 
使用言語  
日本語(J)
 
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