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Reading in Germany (Martin Heidegger's "Being and Time")
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一、二年生で習得した基本的なドイツ語の文法、語彙、表現力を用いて、リライトされたドイツ語ではない実際の学術的な文章を読んでいくことができるようにする。特に、古典的テクストの限られた箇所を最大限の集中力で読むための訓練を積む。また、読解内容を正確な日本語で表現する訓練を積む。
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To improve skill in reading academic texts in German, and to express interpretations in Japanese
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マルティン・ハイデッガーの所謂「前期の主著」であるSein und Zeit(1927年初版)をドイツ語で丁寧に読む。本書はドイツ語としてはシンプルで、比較的易しいテクストであるといえるが、限られた語彙で簡素に語られる独特の文体は、各人が自分自身で追思考することを要求するものであって、漫然と読んでいては一行も理解できないということすらありうる。入念な予習・復習が要求される。
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To read Martin Heidegger's "Sein und Zeit" (1927) in German
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毎回、基本的にひとり、担当者を決め、訳読や議論の話題提供等をしてもらう。また、(ハイデッガーの時代のドイツの大学のように)毎回議事録を作成し、議論内容を正確に共有する。ディスカッションは原則として全員で行うが、随時ハイデッガー哲学に関する入門的な解説を講師から提供する。
第一回 導入:哲学とは何か、『存在と時間』とはどのような本か、「死」とは何か。 第二回 原典講読(1) 第三回 原典講読(2) 第四回 原典講読(3) 第五回 原典講読(4)(アクティヴ・ラーニングⅠ:授業で配布する資料のうち一つを読み、論点をまとめる。第六回の授業において、これをもとに議論する。) 第六回 原典講読(5) 第七回 原典講読(6) 第八回 原典講読(7) 第九回 原典講読(8) 第十回 原典講読(9)(アクティヴ・ラーニングⅡ:授業で配布する資料のうち一つを読み、論点をまとめる。第十一回の授業において、これをもとに議論する。) 第十一回 原典講読(10) 第十二回 原典講読(11) 第十三回 原典講読(12) 第十四回 原典講読(13) 第十五回 原典講読(14)
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In this seminar we will read the text mainly by translating it into Japanese.
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平常点による(100%)。担当回における準備の具合と、議論への貢献とを主に評価する。原則として一回以上訳読等を担当した受講者にのみ単位を認める。
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Presentation and active class participation (100%)
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毎回、読む予定の箇所について、目を通すのみならず、各種文献を適宜参照しつつ、語られていることの内容を最大限理解する努力が求められる。特に、講読担当者にはそれなりの時間と労力とを要求したい。
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Systematic preparation for the seminar is necessary.
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同講師による月曜四限秋学期講義をも併せて履修することで、ハイデッガーの独特の思考スタイルに馴染むことがより容易になると思われる。
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Detailed information will be given in class.
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978-4480058775
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ハイデガー入門
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細川亮一
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ちくま新書
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2001
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978-4121600516
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存在と時間
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ハイデガー [著],原佑, 渡邊二郎 訳,
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中央公論新社
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2003
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978-4000800891
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岩波哲学・思想事典
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廣松渉 [ほか] 編,
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岩波書店
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1998-03
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