No. | 内容 |
ALH1
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アクティブ・ラーニング(1) 授業で指定する文献を読み、レポートを書く。 締め切り 第7回授業
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ALH2
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アクティブ・ラーニング(2) フィルム『ワンス・ウォリアーズ』を見て、レポートを書く。 締め切り 第11回授業
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第1回
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オリエンテーション:ガイダンス、受講上の注意など
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第2回
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オーストラリア(1)-人の移動からオーストラリアの「形成」、第二次大戦まで
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第3回
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ゲストレクチャー「オセアニアと東南アジア(1)」
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第4回
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<学生発表>日本とオーストラリアの戦争
課題: 日本とオーストラリアの間の戦争の概略を示したうえで、オーストラリアにおいて、戦争記念館、教科書、文学などにおいて戦争がどのように表象されてきたかを示せ。また、ダーウィンやパプアニューギニアのようなオーストラリア領内の「辺境」的な地域で戦争の際にどのようなことが起こったか、そしてそのことがどのように表象されてきたか、表象の歴史的変化や史実とのずれ、そして表象の変化の背景などに留意しながら説明せよ。 その後で、今まで自分たちが学んできた第二次世界大戦の歴史との違いをまとめよ。
<基本文献> 飯笹佐代子 2012 「戦争の歴史を学ぶ:教材にどう描かれているか」鎌田真弓(編)『日本とオーストラリアの太平洋戦争‐記憶の国境線を問う』、御茶の水書房、p.100-121 鎌田真弓 2012 「戦争体験を語り継ぐ:豪国立戦争記念館」鎌田真弓(編)『日本とオーストラリアの太平洋戦争‐記憶の国境線を問う』、御茶の水書房、p.36-57 2012 「国防の最前線:ダーウィン空襲を追悼する」鎌田真弓(編)『日本とオーストラリアの太平洋戦争‐記憶の国境線を問う』、御茶の水書房、p.80-99 加藤めぐみ 2012 「オーストラリアの文学の中の太平洋戦争」鎌田真弓(編)『日本とオーストラリアの太平洋戦争‐記憶の国境線を問う』、御茶の水書房、p.194-213 ネルソン、ハンク 2012 「自分のクニが他国の戦場となるとき:パプア・ニューギニア」鎌田真弓(編)『日本とオーストラリアの太平洋戦争‐記憶の国境線を問う』、御茶の水書房、p.160-175
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第5回
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オーストラリア(2)多文化主義オーストラリアとその展開
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第6回
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ゲストレクチャー「オセアニアと中国」
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第7回
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オーストラリア(3)-オーストラリアの先住民
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第8回
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<学生発表>オーストラリア先住民とウラン開発
課題:オーストラリアにおけるウラン産業の歴史を概略した後で、ジャビルカ鉱山開発と反対運動の経緯を、先住民の果たした役割を中心に説明せよ。その上で、先住民と環境保護団体の「自然」観をめぐる齟齬を具体的な例を出して説明し、その後、オーストラリアのウラン産業の歴史において日本の果たした役割を指摘せよ。
<基本文献> 細川弘明 1999 「先住民族運動と環境保護の切むすぶところ‐オーストラリアの事例を中心に」鬼頭秀一(編)『講座 人間と環境 12巻 環境の豊かさを求めて』、昭和堂、p.168-189 伊藤孝司、細川弘明 2000 『日本が破壊する世界遺産―日本の原発とオーストラリア・ウラン採掘』。風媒社 鎌田真弓 2003 「グローバリゼーションの中の先住民族:オーストラリア・アボリジニのウラン鉱山開発反対運動」『NUCB journal of economics and information science』47(2), p.81-94 松岡智弘 近刊 「ウラン採掘地から福島へのオーストラリア先住民のまなざし」山内由理子(編)『オーストラリア先住民学と日本』、御茶の水書房
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第9回
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<学生発表>日豪関係
課題:1.日豪関係の変化を時系列にしたがって説明し、2.戦前と戦後の移民を、移住の動機、移住を取り巻く状況、移住先、仕事、等にそって比較し、3.その違いの背景を日豪関係の変化に連関させて説明せよ。
<基本文献> 村上雄一 2004 「アンビバレントな関係ー近代の日本とオーストラリア」、藤川隆男(編)『オーストラリアの歴史ー多文化社会の可能性を探る』、東京:有斐閣、pp。166-178 関根政美 2004 「アジア・太平洋国家への挑戦」、藤川隆男(編)『オーストラリアの歴史ー多文化社会の可能性を探る』、東京:有斐閣、pp。220-238 長友淳 2007 「90年代日本社会における社会変動とオーストラリアへの日本移民ーライフスタイル価値観の変化と移住のつながり」 『オーストラリア研究紀要』 第33号 pp.177-200 山内由理子 2012 「オーストラリア北部の日本人移民とその子孫ー歴史と現在を生きる」 早稲田大学オーストラリア研究所(編)『世界の中のオーストラリア』 オセアニア出版社 pp.43-60
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第10回
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ニュージーランドの歴史
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第11回
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<学生発表>ニュージーランドの先住民
課題:マオリ社会の歴史的構造変動(伊藤 2007)を説明し、その中に位置づけて、様々なマオリの復権運動について(内藤 1998,1994)、その指導者達はどのような社会的バックグランドを持っていたか、それが彼等の運動の性質とどう関わってきたかに留意しながら、説明せよ(内藤 1989,1994)。その上で伊藤(2007)の言及する「新たな分離」とは、以前の「分離」とどう異なるかを説明せよ。
<基本文献> 伊藤泰信 2007「第二章 構造的変動の歴史とマオリ個別の知の発現」、伊藤泰信『先住民の知識人類学ーニュージーランド=マオリの知と社会に関するエスノグラフィ』、京都:世界思想社、pp。31-72 内藤暁子 1994「マオリ復権運動の振り子の行方ー消化不良を起こしたニュージーランド政府」、熊谷圭知、塩田光喜(編)『マタンギ・パシフィカー太平洋島嶼国の政治・社会運動』、東京、アジア経済研究所、pp。257-282 内藤暁子 1989「ニュージーランド・マオリ、キンギタンガの変遷と問題点」『史苑』第49巻一号、pp。24-55.
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第12回
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ゲストレクチャー「カヌーとオセアニア」
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第13回
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ゲストレクチャー「オセアニアとフランス」
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※
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