タイトル
     2017 年度   世界教養プログラム
  
キャリアデザイン論1A   
時間割コード
180021
担当教員(ローマ字表記)
  柏崎 正憲 [KASHIWAZAKI Masanori]
授業開講形態 授業形態 単位数 学期 曜日・時限 実務経験のある教員による授業
    2 夏学期 集中 -
授業題目(和文)   
日本の将来を左右する国際標準化(ルール作り)を学ぶ(経済産業省、産業界との連携による特別講座)
 
Title(English)   
 
授業の目標   
 この共同授業は、国が主導する「標準化官民戦略会議」の後押しをうけて、東京外大、東京農工大、電通大からなる西東京三大学連携を基礎に、さらに一橋大学と東京学芸大が協力して実施される日本で初めての画期的な講義です。「標準化」とは、工業規格などの技術の普遍的な基準を確立することであり、技術の普及や発展の前提を整えることを意味します。それはしばしばたんなる「規格化」と混同されますが、「標準化」とはそれ自体が国際ルール作りの闘争であり、ダイナミックな交渉や調整のフィールドです。我が国では、この「標準化」への取組みが欧米や中国などに比べて弱かったために、技術開発の面での成功を、国際競争力での優位性に結び付けることに失敗してきたという苦い歴史をもっています。「標準化官民戦略会議」はこうした反省にのっとり、企業経営のトップに「標準化」が技術開発と並行した国際ルール作りの戦場であるという自覚を持たせるとともに、これから国際社会で活躍する若いエリート人材のなかにも、「標準化」についての理解とセンスを涵養しようと試みています。多摩地区の五つの大学はその問題提起に呼応し、経済産業省や産業界の支援を受けつつ、また文理協働の観点から東京外大のような文化系の大学も交えて、今回の特別な集中講義を実現することになりました。
 
Goals of the course   
 
授業の概要   
 この授業を通じて、「標準化」(国際ルール作り)の定義、その歴史、さらに具体的な産業ごとにどのような課題が存在しているのかを学びます。経済産業省の課長として「標準化」問題の最前線を知る一橋大学の江藤学先生の基礎的な講義のあとで、機械、電機・電子、通信、バイオなど多様な産業の具体的な事例に即して、そのリアリティを知ることができます。こうした知識を持っていることは、これから就職活動を控えている学生、また現にその真っただ中にいる学生にとって、即効性のある有効な武器になるはずです。
 
Overview of the course   
 
キーワード   
標準化、国際ルール作り、知財戦略、デファクト・デジュール・フォーラム標準、官製認証ビジネス、コストダウン、市場拡大。
 
Keywords   
 
授業の計画  
 
Plan   
 
成績評価の方法・基準   
 講義の内容に関する課題レポートを課し、それに基づいて適正に評価します。
 
Grading system for assessment   
 
事前・事後学習【要する時間の目安】   
 適宜、事前学習に必要な資料を渡します。
 
Preview/review   
 
履修上の注意   
 各講義は以下の業界や学会の協力を得て、最新の知識と情報を提供する稀有な講義になります。日本電機工業会、電子情報技術産業協会、日本化学工業協会、日本建材・住宅設備産業協会、日本化学繊維協会、日本自動車工業会、日本鉄鋼連盟など。
 
Notes   
 
教科書  
 
参考書  
 
使用言語  
未選択()
 
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